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【読書記録】2024年12月に読んだ本一覧(計6冊)

こんにちは、ぽっぽです。

2024年12月に読んだ本を一覧にまとめました。

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今月読んだ本

今月読んだ本は全部で6冊。

『アンネの日記 言葉はどのようにして人を救うのか』小川洋子(著)

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アンネの日記を丁寧に紐解きながら、文学の尊さについて語られている本書。

現代にまで読み継がれてきたこの書物を、文学作品として読んだことがある人はどれだけいるでしょうか。

本書は文学の視点で『アンネの日記』を読みとくからこそ発見できる魅力を、読者に教えてくれる一冊です。

『アンネの日記』を読んだことがある方もない方も、ぜひ読んでみてください。

詳しい感想はこちら↓

アンネの日記に秘められた文学作品としての豊かさ『アンネの日記 言葉はどのようにして人を救うのか』小川洋子(著)

『電球交換士の憂鬱』吉田篤弘(著)

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おれの職業は「電球交換士」。

世界でただひとり、おれだけに与えられた肩書きである。

電球を交換することーー。

それは儚く短い電流の時間を終え、ぷつりと切れた電球をすみやかに交換することである。

不死身(かもしれない)おれは、世界中の電球を「再生」してまわり、人々の生活を明るく灯す……

はずなのだが、なぜかいく先々でやっかい事に巻き込まれてしまう日々。

最近は誰かに尾行されている気がしてーー?

謎とユーモアが入り混じる、連作短編集。

身近で起きる不思議な出来事を辿りながら、消えゆくものに思いを馳せるノスタルジックな物語。

ミステリーというわけではありませんが、とらえどころのない謎を、ゆるく紐解いていくような読み心地でした。

月舟町や鯨シリーズよりも、『ソラシド』の雰囲気に近いかな。

こちらはほどよくユーモアもブレンドされています。

主人公の十文字扉は、ハードボイルドっぽさがありながらも、どこか間抜けな感じがして憎めないんですよね。

もちろん、その他の登場人物たちも個性豊かで魅力的で。

ふわふわとした浮遊感に包まれながらも、ちゃんと最後は地に足がつくような。そんな物語でした。

『そして扉が閉ざされた 新装版』岡嶋二人(著)

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(Kindle Unlimited対象)

とある富豪の娘が不慮の事故で亡くなってから、三ヶ月後。

事故当日に彼女と別荘で過ごしていた男女四人は、娘の母親の手により地下の核シェルターに閉じ込められてしまった。

どうやら母親は、娘の死を事故ではないと考えているらしい。

互いに疑心暗鬼になりながらもなんとか脱出を試みるが、扉は固く閉ざされたまま。

精神的に追い詰められた彼らは、事故の真相に迫るべく推理を始めるがーー?

クローズドサークルものながらも、なんと「核シェルター」が舞台となっている本書。

人数も四人と少なめで、物語は完全にシェルターの中での会話と回想のみによって繰り広げられます。

雪山や孤島に閉じ込められるのも怖いですが、地下深くの核シェルターという閉鎖的な空間が、より絶望的で。

登場人物の誰一人として好きになれないけれど、じわじわと事件の真相に迫っていく過程が楽しくてサクサク読めました。

クローズドサークルものが好きな方や、特殊設定や本格的な推理を楽しみたい方はぜひ。

『◯◯◯◯◯◯◯◯殺人事件』早坂吝(著)

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アウトドアブログを通じて知り合った公務員の沖らは、仲間の一人が所有する孤島で、毎年オフ会を開催していた。

趣味の合う仲間たちと、「楽園」と呼んでも恥ずかしくないほどの素晴らしい島。

今年も楽しい夏が始まるーーそう思っていた矢先に起きた、メンバーの失踪と殺人事件。

連続する密室の謎と、犯人の正体。

しかし読者への挑戦状は、フーダニットでもハウダニットでもなく、まさかの“タイトル当て”。

「◯◯◯◯◯◯◯◯」に当てはまる、この作品のタイトルとは?

第50回メフィスト賞受賞作。

メタ的な視点やタイトル当てという読者への挑戦状も含めて、チェレンジングな設定だなと感じました。

さすがメフィスト賞受賞作品。

ちょっと変わった、でも読みやすくてポップさもあるミステリーが読みたい方には向いているかもしれません。

ただ、とても上品な内容とは言い難いので、そこが好みが分かれそうなところ。

読者への挑戦状があるタイプの謎解きがお好きな方は、ぜひこのタイトル当てに挑んでみてください。

『宇宙のあいさつ』星新一(著)

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植民地獲得のために地球から派遣された隊員たちは、理想的な星を発見した。

温和な気候、豊富な食料、従順な住民たち。

その星は地球人の保養地として人気になり、地球へ送られた住民たちは、召使として好評を受けた。

しかし喜びも束の間、この星に隠されたおそるべき事実が明らかになりーー。(表題作)

以前読んだ『きまぐれロボット』よりも、少し長めのショートショートが36編(あとがき含む)が収録されている作品。

全体的にSF仕立てのブラックユーモアが多いですが、ホラーテイストの短編もちらほらありました。

そんな中でも印象的だったのは、宇宙に取り残されてしまった老人と操縦士の青年を描いた「宇宙の男たち」。

悲劇的な展開ながらも、純粋な優しさと温かさを感じられる物語で、最後の言葉が切ないけれどなんだか尊くて。

バラエティ豊かな内容なので、ぜひお気に入りの一編を見つけてみてください。

『おひとりさまホテル2』

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一巻を読んでホテルの魅力やホテルステイに興味を持つようになったホテル漫画。

今月二巻がKindle Unlimitedの対象になっていたので、早速読んでみました。

今回紹介されていたのは、横浜・名古屋・山梨・沖縄・静岡のホテル。

特に気になったのは名古屋と山梨、そして沖縄のホテル。

(どこのホテルかは読んでからのお楽しみに)

本当は今年中に一巻に登場した「SHIROIYA HOTEL」に泊まってみたかったのですが、都合がつかずに断念。

来年こそこちらに泊まって、ホテルステイデビューをしたいと思います!

そして本編で登場したホテルの概要やポイントをまとめてくれている、巻末のコラムも必見です。

ちなみに今回のストーリーは、恋愛要素が多めな印象。

私はあくまでホテル漫画として楽しんでいるのですが、ちょっと主人公の言動が気になってしまう場面もありました。

次巻ではどんなホテルが登場するのか楽しみです。

今年読んだ本まとめ

・2024年1月読了本↓

【読書記録】2024年1月に読んだ本一覧(計8冊)

・2024年2月読了本↓

【読書記録】2024年2月に読んだ本一覧(計11冊)

・2024年3月読了本↓

【読書記録】2024年3月に読んだ本一覧(計9冊)

・2024年4月読了本↓

【読書記録】2024年4月に読んだ本一覧(計6冊)

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【読書記録】2024年5月に読んだ本一覧(計6冊)

・2024年6月読了本↓

【読書記録】2024年6月に読んだ本一覧(計5冊)

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【読書記録】2024年7月に読んだ本一覧(計8冊)

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【読書記録】2024年8月に読んだ本一覧(計12冊)

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【読書記録】2024年9月に読んだ本一覧(計9冊)

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【読書記録】2024年11月に読んだ本一覧(計4冊)

 

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