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【No.155】愛すべき毛玉たちが贈る、コミカルファンタジー第二弾!『有頂天家族 二代目の帰朝』 森見 登美彦(著)

こんにちは、ぽっぽです。

今日の一冊はこちら↓

『有頂天家族 二代目の帰朝』森見 登美彦(著)

前作『有頂天家族』ですっかり毛玉の魅力に取り憑かれてしまい、そのまま二作目に突入。

今回は赤玉先生の後継ぎが登場したり、毛深き愛の物語があったりと、よりボリューミーな内容です!

前作を読んだ方は、ぜひこちらも読んでみてください。

もっふもふの愛に包まれる!

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本の概要(あらすじ)

「面白く生きるほかに何もすべきことはない」

 

狸の名門である下鴨家の三男・矢三郎は、父の教えである「面白きことは良きことなり!」を胸に、日々“阿呆の血”を騒がせている。

 

そんなある日、落ちぶれ天狗である赤玉先生の”後継ぎ”が英国より帰還した。

 

白熱する天狗の決闘(もとい親子喧嘩)に、騒然となる狸界。

 

さらには、父を狸鍋にして喰らったあの「金曜倶楽部」も次なる鍋の具を探していてーー?

 

”阿呆の血”の誇りをかけて京都の街を駆け回る、愛すべき毛玉物語第二弾!

3つの特徴

盛りだくさんな内容

今作は前作の続編という形なので、シリーズ一作目の『有頂天家族』を読了後に読むことをオススメします。

(あえて二作目から読む人も稀でしょうが…..)

あれだけドタバタ劇を繰り広げた前作を受け、今作で毛玉たちは一体どんな阿呆っぷりを見せてくれるのかと期待に胸を膨らませながら読みました。

『面白きことは良きなり!』の精神は変わらずでしたが、今作はいろんな人(毛玉)たちの物語に焦点を当てている感じ。

とにかく滑稽で笑える前作と比べると、少し落ち着いたかなという雰囲気でした。

人間関係(毛玉関係?)をさらに発展させたような話もあり、ほっこりしたり切なくなったりと、まさに笑いあり涙ありな内容。(泣いてはいないが)

二作目のアニメ化を受け、さらに三作目も執筆されるようなので、まだまだ毛玉たちの物語は終わりません。

第三部も楽しみですね!!

個性豊かなキャラクター

前作に登場した癖強めのキャラクターたちは、今作でも健在。

(天狗の赤玉先生、美女の弁天、宿敵・夷川家、エトセトラ)

そして今作には新キャラクターも続々と登場します。

赤玉先生の後継である二代目、幻術師の天満屋、夷川家の長男・呉一郎、矢一郎が想いを寄せる玉蘭などなど。

ちなみに、狸鍋を喰らう秘密結社「金曜倶楽部」に対抗して「木曜倶楽部」なるものも結成されていたりします。

ま、メンバーは毛玉愛好家の教授と矢三郎の二人だけなんですけどね。

新旧入り交じり、個性豊かなキャラクターたちが再び京都の街を賑わせます。

あの矢三郎が、まさかの人間に化かされる!?

毛深き愛の物語

今作の一番の特徴は「(毛深い)恋愛模様」が描かれている点です。

下鴨家父母の出会いの物語や、矢一郎と玉蘭の甘酸っぱい恋愛、そして我らが矢三郎と元許嫁・海星の運命の赤い毛。

旅に出た矢二郎にも、ほのかに恋の香りが漂う展開がありました。

二代目と弁天の確執にも今後何かしらの展開がありそうですよね。

矢三郎の弁天への想いに少し切なくなってまったラスト。

今作でハッピーエンドを迎えられたのは矢一郎と玉蘭だけでしたが、今後彼らの毛深き愛はどう発展していくのでしょうか。

海星が決して矢三郎の前に姿を現さなかった理由がついに明らかに・・・!

本の感想

前作ですっかり毛玉の魅力に取り憑かれ、すぐさま読み始めた第二部。

 

今作は赤玉先生と二代目の天狗大戦があったり、納涼船バトル2があったり、またまた狸鍋にされそうになったりと盛り沢山な内容。

 

最初から最後までまとまりのあった前作と比べると、それぞれのエピソードが寄せ集められた印象でした。

 

宿敵・夷川家とまさかの和解をしたと思いきや、まさかの・・・?(ネタバレになってしまうのでここでは伏せますが)と意外な展開も待ち受けていたりします。

 

毛玉たちの関係にも変化が見られ、今後どうなっていくのかも気になるところ。

 

矢三郎の弁天への憧れ、そして海星との許嫁復活の行方は特に注目ですね!

 

毛玉と天狗と人間の、もふもふな愛と阿呆っぷりをぜひ堪能してください。

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印象に残った言葉(名言)

「ころころ気楽にやって流れにまかせていれば大きく間違ったことはしないものだけれど、肩肘張って何かしようとしたら、僕らは決まって物事をこじらせてしまう」

 

「何をもったいぶっておる。毛玉同士がもつれ合うのは自然の摂理ではないか」

 

「悔しかったら、強うなれ」

 

「なぜなら愛とは押しつけるものだからですよ。どこに理路整然と説明できる愛がありますか。食は万里を超え、愛は理論を超える」

 

「英雄も悪党も最後は毛玉であり、そして総毛は天に帰る」

 

「蛙の子は蛙、毛玉の子は毛玉だ」

 

「ふわふわしていればなんとでもなるわ。だってわたしたちは狸だもの。やわらかいのだけが取り柄なのよ」

この本の総評

読みやすさ
(4.0)
阿呆っぷり
(5.0)
毛玉
(5.0)
読後感
(5.0)
総合評価
(4.5)

 

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