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【No.154】〜京都の街を駆け回る、愛すべき毛玉たちのコミカルファンタジー!〜 『有頂天家族』 森見 登美彦(著)

こんにちは、ぽっぽです。

今日の一冊はこちら↓

『有頂天家族』 森見 登美彦(著)

狸と天狗と人間が巻き起こす、壮大かつ阿呆なファンタジー小説。

最初は「?」となるかもしれませんが、読み進めるうちに愛らしくて阿呆な毛玉たちから目が離せなくなります!

毛玉好きは集合せよ!

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本の概要(あらすじ)

「面白きことは良きことなり!」

 

狸の名門である下鴨家の三男・矢三郎のモットーは、「面白おかしく生きること」。

 

名高い狸であった父は、無念なことに狸鍋となって人間の胃の中へ落ちてしまった。

 

残された家族はへなちょこだが、一族の誇りを賭けて京都の街を駆け回る。

 

宿敵・夷川や、落ちぶれ天狗の赤玉先生、人間の美女・弁天など、ユニークなキャラクターが織りなす傑作ファンタジー!

3つの特徴

下鴨一家

大勢の狸たちから敬われ、狸界を束ねてきた父が遺したのは、四匹の息子たち。

父の偉大さを継ぎ、さぞ立派な狸に成長したこと・・・と思いきや、彼らは実にへなちょこ。

長男は真面目だが土壇場に弱く、次男は蛙になって引き篭り、三男はオモシロ主義で、四男は気弱で不甲斐ない。

「ちょっと無念な子どもたち」と世間では評されていますが、母はそんな息子たちを一人残らず愛しています。

ちなみに母は宝塚歌劇の中毒者で、しょっちゅう宝塚風美青年に変身しては街へ繰り出す困り者。

「黒服の王子」というのは、母の通り名らしいです。(自分でつけたらしいが)

人間界・狸界を問わず、いったん「タカラヅカ」に罹患した者の治癒はほぼ絶望しされており、現代の最先端医療をもってしても完治は不可能であるという。

頼りない息子たちですが、雷神様がおいでになると一目散に母の元に駆け戻る様子はとても愛らしく(母は雷が大の苦手)、身を寄せ合う姿が実に微笑ましい。

この物語の主人公は息子たちの中の一人、いや、一匹。三男の矢三郎です。

下鴨一家が「阿呆の血」で引き起こす、てんやわんやの大騒動をとくとご覧あれ!

もふもふの愛で包まれる、珠玉の毛玉ファンタジーの世界へ!

個性豊かなキャラクター

なんといっても魅力的なのは、個性豊かすぎる登場人物たち。

下鴨一家をはじめとし、本書には狸のみならず様々なキャラクターが登場します。

すっかり落ちぶれてしまい、人間にうつつをぬかす天狗の「赤玉先生」。

人間にも関わらず、傍若無人な振る舞いで周囲を震いあがらせる美女「弁天」。

下鴨家の宿敵である夷川一家に、「金曜倶楽部」の面々。

誰一人(一匹)としてまともな者はいませんが、なんだかんだで憎めないキャラクターたち。

下鴨一家はその中でも特に魅力的で、私のお気に入りです。

最初は「騒々しい奴らだなぁ」と眺めていましたが、しだいに「愛すべき毛玉たち!」とすっかり毛玉愛好家に。

狸に戻れなくなってしまった暢気な蛙の次男は兄弟のなかでも良い味を出しているし、

軟弱で「尻尾丸出し君」の通り名を持つ末っ子はとにかく可愛らしい。

てんでバラバラな兄弟たちですが、いざと言うときは一致団結して家族のために奔走する姿にほっこりさせられます。

「毛玉、万歳!」

アニメ化

読み終えるまで知りませんでしたが、どうやら本書もアニメ化済みのようです。

アニメを観てから原作も読んでみた、という人も多いかもしれませんね。

私は小説を先に読んでいたので後からアニメ公式サイトを観てみましたが、あまりにキャラクターデザインが想像と違いすぎて思わず笑ってしまいました。

本の中だと人間に化けている姿よりも狸の姿のイメージが強かったので、なんだか違和感がありますね。

主人公は得意の「腐れ大学生風」の姿なのかと思いきや、可愛らしい少年でした。

ちなみに、声優の櫻井孝宏さんや諏訪部順一さんらが毛玉兄弟たちを演じられたようです。

私は小説の中で毛玉たちを愛でたいのでアニメは観ないと思いますが、興味がある方はぜひ。

シリーズ二作目もアニメ化されているみたいですよ!

本の感想

森見さんの小説は好みの作品とそうでない作品に分かれるのですが、本書は読んでいくうちに好きになっていくタイプの作品でした。

 

読み始めてすぐは「あ、これは違うかも」と思ったのですが、読み進めるうちになんだかすっかり毛玉の魅力に取り憑かれ。

 

<てんやわんや、ドタバタ劇>というのは他の作品にも通ずるところですが、本書は主人公が「狸」ということもあり、より滑稽で愛らしかったです。

 

かなりボリュームのある一冊ですが、テンポも良くコミカルなのでサクサク読むことができました。

 

特に怒涛の後半戦には目が離せません!

 

奇想天外なファンタジーですが、毛玉たちが生き生きと(騒々しく?)駆け回る姿が目に浮かび、読んでいるこちらも楽しくなる物語。

 

有頂天家族とその仲間たちに、ほどほどの栄光あれ!

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印象に残った言葉(名言)

「相手が自分の思い通りに動くことと動かないことの間隙にこそ、惚れるということの味がある」

 

「「どうすべきか分からないときには、何もしない方が得策だ」とは、かのナポレオンの言葉である。そうやって何もしないでぶらぶらしているうちに、これはどうやら面白く生きるほかに何もすべきことはないようだという悟りを得た」

 

「世に蔓延する「悩みごと」は、大きく二つに分けることができる。一つはどうでもよいこと、もう一つはどうにもならぬことである。そして、両者は苦しむだけそんであるという点で変わりはない。努力すれば解決することであれば悩むより努力する方が得策であり、努力しても解決しないことであれば努力するだけ無駄なのだ」

 

「食べちゃいたいほど好きなのだもの」

 

「喰うからには旨く喰ってあげる。これは喰う者の義務だ。しかしね、君。本当のことを言えば、命を喰う、それだけで旨いーーこうでなくっちゃいけない」

 

「生きてゆくかぎり、サヨナラという出来事と袂を分かつことはできない」

 

「一つの大きなサヨナラが、遺された者たちをつなぐこともある」

 

「踊る阿呆に見る阿呆、同じ阿呆なら踊るがよいというならば、なるべく上手に踊るばかりだ」

 

「これもまた阿呆の血のしからしむるところだ」

この本の総評

読みやすさ
(4.0)
阿呆っぷり
(5.0)
毛玉
(5.0)
読後感
(5.0)
総合評価
(4.5)

 

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