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【こんな時だからおすすめしたい本】〜家にいながら旅をしている気分になれる小説3選〜

こんにちは、ぽっぽです。

まだまだ不要不急の外出自粛が続く中、今年も大型連休GW(ゴールデンウィーク)が始まろうとしています。

旅行の計画を立てていた方はとても残念ですよね。ですが、ここはぐっと堪えて、家の中でできる楽しみを見つけてほしいなと思います。

そこで今回は、「旅」をテーマにした小説3冊(+おまけ)をご紹介していきたいと思います。

気分転換におすすめなのは『ときどき旅に出るカフェ』です♪

「ときどき旅に出るカフェ」

「なんか旅に出てるみたい」

 

三十七歳、独身、恋人なしの会社員、瑛子。

 

近所で見つけた小さなカフェの店主はなんと、かつての同僚の円だった。

 

カフェのメニューはどれも初めて見るものばかり。

 

瑛子の日常でおきる小さな事件を、世界中のスイーツがときほぐしていく。

 

10の物語が詰まった、”おいしい連作短編集”

「旅に出られるカフェ」というコンセプトの小さなカフェが舞台の物語。

いろんな国の料理やスイーツ、飲み物が登場します。

旅に出るのが難しい人でも、食べたことのないスイーツを食べてみるだけで、旅をしている気分になれるかもしれません。

読み終わったあとは、きっと心がほぐれている。そんな一冊です。

登場する世界のお菓子
  • フィンランドの「苺のスープ」
  • ドイツの「ロシア風ツップフクーヘン」
  • ハンガリーの「ドボシュトルタ」
  • ポルトガルの「セラドゥーラ」
  • トルコの「バクラヴァ」 etc…

 

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「遠くの声に耳を澄ませて」

「私はひとりでどこへでも行ける。そんなことも忘れていた」

 

一歩前に踏み出す勇気をくれた、波照間島の碧い空と海。

 

忘れたいと封印してきた、シチリア島の記憶。

 

静かに恋の終わりをむかえた朱鞠内湖。

 

淡々と過ぎる日常で、悩み立ち止まる人々の気持ちをそっと押してくれる「旅」

 

12の物語が少しずつ絡みあう、短編小説集。

実際にどこかに旅する話だけでなく、旅に出たことのない人の話や、旅の思い出の話など、バラエティ豊かな連作短編小説。

さまざまな人生の帰路に立つ登場人物たちを優しく見守るような、読んだ後には自分も少し背中を押されているような、そんな気持ちになれる一冊です。

私のお気に入りの物語は、波照間島の碧い空と海が印象的な「転がる小石」

 

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>>「遠くの声に耳を澄ませて」のレビューはこちら

「さようなら、私」

「もしよかったら、俺の育ての親に、会いに来ない?

 

中学時代仲の良かった同級生が自殺をした。

 

地元に帰郷した私は、初恋の相手<ナルヤ>と七年ぶりに再会をする。

 

風貌は変わっているものの、昔と変わらない笑顔で笑うナルヤを見て、懐かしい気持ちになる私。

 

不倫の恋を経験し、夢を諦め、仕事を辞めてしまっていた私は、ナルヤに誘われモンゴルに行く決意をする。

 

狭い世界を飛び出して、広い空を見上げて気づいた、大切なこととはーー?

3つの物語が収録されていますが、そのうち2つは海外が舞台。

「恐竜の足跡を追いかけて」はモンゴル。「サークル オブ ライフ」はカナダ。

「旅」を通して新しい自分と出会える、そんな小説です。

重たい内容ではありますが、どの物語も明るい方向へ心を向けることができる終わり方なので、読後は少し明るい気持ちになれます。

 

さようなら、私 幻冬舎文庫 / 小川糸 【文庫】

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「食卓旅行 タイ編」

おまけとして紹介したいのが、角田光代さんの『彼女のこんだて帖』という連作短編小説の中の「食卓旅行 タイ編」。

毎月一回、葉山ちかげは海外旅行をする。

 

実際に海外に行くのではなく、ちかげの世界旅行は皿の上と決まっている。

 

先月はロシア旅行。その前はギリシャ、その前はメキシコ。今回はタイ。

 

春雨サラダ、パッタイ、タイ風オムレツ、シンハービール・・・

 

食卓でできる旅だってある。さて、来月はどこを旅しようか。

この小説のテーマは「料理」「食」なのですが、そこに「旅」を掛け合わせた物語。

”食卓で世界中を旅する”という、外出できない今でも真似できる内容なので、紹介しました。

物語に登場する料理のレシピが写真付きで載っているので、自分で作ってみることもできます。

実際に現地に行けなくても、その国の料理を作って食べることは、ひとつの「旅」になるのではないでしょうか?

 

彼女のこんだて帖 講談社文庫 / 角田光代 カクタミツヨ 【文庫】

まとめ

今回ご紹介したのは、純粋に「旅」の様子を描いたものというよりは、物語の根底に「旅」というテーマがある小説です。

 

気軽に読めるものからちょっと重たい内容のものまで様々ですが、その時の気分に合わせて読んでいただければなと思います。

 

「旅」と聞くと実際にどこかに行くことと思いがちですが、もっと思考を広げてみると、いろんなことが「旅」になります。

 

料理や食べ物もそう。”本を読むこと”もその一つだと私は思います。

 

本は別の世界への扉。開くだけでいろんな世界に行くことができます。いうならば「どこでもドア」のようなものです。

 

普段は忙しくて本を読む暇がないという方、旅行に行けないと嘆いている方、こんな時だからこそお家でのんびり読書をしませんか?

 

【No.49】~世界中のスイーツたちに癒される”おいしいミステリ”〜 『ときどき旅に出るカフェ』 近藤 史恵(著) 【No.52】~それぞれの特別な「旅」の瞬間を描いた物語〜 『遠くの声に耳を澄ませて』 宮下 奈都(著) 【No.70】〜狭い世界から飛び出して、自分の心と向き合う物語〜 『さようなら、私』小川 糸(著)

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