こんにちは、ぽっぽです。
今回ご紹介するのはこちら↓↓
〜暑い日に読みたい!背筋がぞくっと寒くなるホラー小説3選〜
「ふちなしのかがみ」辻村 深月(著)
「ーー嘘を吐くと呪われる」
「学校の七不思議」「都市伝説」「占い」「おまじない」「コックリさん」・・・
ホラーとミステリーを融合させた、ぞわっと怖い5つの物語。
・階段に棲む花子さんは、全部見ていた?『踊り場の花子』
・ブランコの事故は、コックリさんの呪い?『ブランコをこぐ足』
・祖父母の家から出てきたのは、大量の死体?『おとうさん、したいがあるよ』
・禁断の占いの向こう側には何が映る?『ふちなしのかがみ』
・きみはだれ?架空の友達が現実に?『八月の天変地異』
昔懐かしい学校の怪談などをテーマにした、5つの物語。
「こちら側」と「あちら側」の境界線の曖昧さを描いた短編小説集です。
ジャンル分けで言うと「ホラー」ですが、辻村さんならではのミステリー要素もあります。
私がいちばん怖かったのが、王道のホラーという感じがする『踊り場の花子』
ミステリー要素がいちばん強かったのは、都市伝説とミステリーを融合させた表題作の『ふちなしのかがみ』
辻村さんならではのミステリー といろんな怖さが混ざり合い、不思議な魅力にあふれる一冊です。
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「夜行」森見 登美彦(著)
「世界はつねに夜なのよ」
共に学生時代を京都で過ごした英会話スクールの仲間たち。
十年前、鞍馬の火祭りを訪れた僕たちの前から、突如姿を消した長谷川さん。
あれからずっと、僕らは彼女のことを忘れられなかった。
十年ぶりに鞍馬に集まった僕らは、火祭りの夜に、それぞれが旅先で体験した不思議な出来事を語り出す。
すべての出来事に共通していたのは、ある画家の描いた「夜行」という絵だったーー。
第156回直木賞候補作、2017年本屋大賞ノミネート作品。
『夜は短し歩けよ乙女』『ペンギン・ハイウェイ』などで有名な、森見登美彦さんの作品。
ホラーとファンタジーが融合した、ゾクっと背筋が寒くなるような奇妙な物語です。
「異様」なものがぼんやりと浮かび上がってくる不気味さを味わえます。
終わらない夜を永遠と彷徨っているような、不思議な感覚にとらわれる作品でした。
夜に読むのがおすすめです。
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「暗黒童話」乙一(著)
「いくら探しても見当たらないの。どこかその辺りに、私の左眼が落ちているはずなんですけど・・・」
不運な事故で左眼を失ってしまった私。
目が覚めると、事故のショックで記憶も失くしてしまっていた。
臓器移植で左眼の手術を行ったが、やがてその左眼は様々な映像を映し出す。
それは、元の眼球の持ち主が見てきた「記憶の風景」だった・・・。
左眼の記憶を辿って、私はある町を訪れる。
そこにとんでもない悪夢のような事件が待ち受けているとも知らずにーー。
不気味さや残酷さの中にも「切なさ」「温かさ」が共存する、乙一さんらしいホラー小説。
オーバーラップする童話と現実の物語。犯人の超人的な能力。人間の闇や孤独の中に描かれる優しさ。
「恐怖」というよりも「不気味」な雰囲気漂うホラー✖️ミステリー小説です。
『GOTH』が好きな方におすすめの一冊。
(※グロテスクな描写があるのでご注意を)
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まとめ
7月になり、蒸し暑い日が続いていますね。
そこで今回は、暑い日にぴったりな、背筋がぞくっと寒くなるような小説をご紹介しました。
純粋なホラー小説というよりは、ホラーと何かを融合させた物語です。
『夜行』はホラーファンタジー。
『ふちなしのかがみ』と『暗黒童話』はホラーミステリー。
「恐怖」というより「不気味」という言葉がしっくりくる小説たちなので、ホラー小説が苦手な私でも読むことができました。
(『ふちなしのかがみ』の「踊り場の花子」だけは怖くて震えました)
どの作品も独特の世界観で描かれていて、それぞれに違った「不気味さ」「気持ち悪さ」があります。
普段ホラー小説を読まない方も、この機会にぜひ読んでみてください。
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