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こんにちは、ぽっぽです。
今日の一冊はこちら↓
『池袋ウエストゲートパーク』石田衣良(著)
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本の概要(あらすじ)
「誰にでも優しい街、愛と平和の池袋。…そう、池袋は最高だ」
池袋西口公園。通称<池袋ウエストゲートパーク>。
果物屋の息子・真島誠(マコト)は、“池袋のトラブルシューター”としてギャングたちと協力しながら、次々に起こる難事件に挑んでいる。
池袋のストラングラー(首絞め魔)、お化けワゴン、覚醒剤、ギャングの抗争・・・
マコトのもとには今日も池袋の平和を脅かす、危険な依頼が舞いこむ。
石田衣良さんの大人気シリーズ、第一弾。
3つの特徴
キャラクター設定
主人公はウエストゲートパークからほど近い場所にある果物屋の息子・マコト。
とある事件を解決したことから<池袋のトラブルシューター>と呼ばれるようになり、それを機に様々な依頼が舞いこむように。
どこの組織にも所属しないで中立の立場を貫いているため、警察やギャング、ヤクザにまで顔がきくマコト。
そのフラットな立ち位置を活かして様々な情報を集め、池袋の平和を守るべく奔走します。
そんなマコトに一目置いているのは、圧倒的カリスマ性で池袋のギャングボーイズを束ねているヘッド、通称「Gボーイズ」のタカシ。
この物語に欠かせないキャラクターとして続刊以降も登場する重要なキャラクターです。(女子人気が高そう)
荒々しさと爽快さ
主役のマコトがフラットな立場で事件の様子を語っていく、クールでスタイリッシュな青春ハードボイルド小説。
ヤクザにギャングに殺人犯・・・舞台は有象無象がはびこる混沌とした池袋。
いろんな人間が登場しますが、焦点をあてているのははあくまで<若者>。
それも何不自由なく幸せに暮らしている若者ではないのが特徴。
風俗で働いていたり、劣悪な家庭環境で育っていたり、ヤクザだったり、引きこもりだったり。
そんな彼らを救うのは、警察でも大人でもない。彼らと同じ若者なのだ。
マコトを中心として、池袋のギャングたちが自分たちの街や仲間を守ろうと奔走する様子は、荒っぽいけれど爽快。
本書は1998年に単行本化されたものなので、当時青春を謳歌していた世代は、懐かしさを感じる部分もあるのではないでしょうか。
とてもお上品な内容とは言い難いですが、クールで鮮烈な彼らの生き方にぐいぐい引きずり込まれます。
アニメ化
2000年に宮藤官九郎さん脚本、長瀬智也さん主演のテレビドラマが大ヒット。その後2017年には舞台化。
そして、2020年10月からのアニメ化も決定しましたね。(当初の予定は7月でしたが、新型コロナの影響で放送延期になったようです)
内容的には社会性の強いセンシティブな内容なので、アニメではどう鋭く切り込んでいくのか楽しみです。
マコト役には熊谷健太郎さん、タカシ役には内山昂輝さんがキャスティングされています。
他にも土田玲央さん、木村昴さん、花江夏樹さんなど豪華声優陣を迎えてのアニメ化。
PVを観ましたが、意外とキャラクターデザインはシンプルでした。(マコトはともかく、他はもっと派手なキャラクターを想像していました)
京一や磯貝の名前があったので、本書の最後の物語「Gボーイズvsエンジェルスの内戦(シビルウォー)」が描かれるのでしょうか。(あくまでも憶測ですが)
原作を読みながら楽しみに待ちたいと思います。
本の感想
石田衣良さんの大人気連作ミステリ小説、通称『I.W.G.P』。
私はKindleの読み放題で見つけたのをきっかけに、試しに読んでみました。
読み始めてすぐは「ちょっと苦手かも・・・」と感じたのですが、読み進めていくうちにすっかりハマりました。途中でやめなくてよかったです。
スタイリッシュな文章、魅力的なキャラクター、リアルな社会問題に切り込んだテーマ。
この3つがこんなにも長く人々を惹きつけている理由かなと思いました。
今なお熱狂的なファンがいるのも納得です。
2019年には最新刊『池袋ウエストゲートパークⅩⅤ 絶望スクール』も発売されましたね。
様々にメディアミックスがされている作品ですが、原作を読んだことがない方はこの機会にぜひ読んでみてください!
印象に残った言葉(名言)
「おれに見つけられるものはすべて池袋の汚れた道のうえか、あの壊れかけのガキどものなかにしかない。しかたない、おれもそのなかのひとりだし、おれが生きているのはこの街なんだから」
「おれたちはそろそろ自分が得をしない話に耳をかたむけたほうがいいのかもしれない」
「確かにおれは素人だ。だが、シビルウォーは警察の仕事なんかじゃない。おれたちとおれたちの街の問題だ」
「おまえたち、友達を刺すのはどんな気分だ?」
「ストリートはすごくおもしろい舞台で厳しい学校だ。おれたちはそこでぶつかり、傷つき、学び、ちょとだけ成長する(たぶんね)。街の物語には終わりがない」
石田衣良さんの作品
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この本の総評
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