今週おすすめの一冊

【No.170】〜残念なイケメン准教授と孤独な大学生コンビによる民俗学ミステリ!〜 『准教授・高槻彰良の推察 民俗学かく語りき』澤村御影(著)

こんにちは、ぽっぽです。

今日の一冊はこちら↓

『准教授・高槻彰良の推察 民俗学かく語りき』澤村御影(著)

普段は読まない「キャラクター文庫」に挑戦してみました。

ちょっと残念な准教授と孤独な大学生がタッグを組んで、怪異事件の謎を解き明かしてゆくというストーリー。

テレビドラマ化もされている人気作品のようですね。

シリーズ作品で、現在は七作目まで発売されています!

キャラクターものが好きな方はぜひ読んでみてください!

文庫本はこちら⬇︎

電子書籍はこちら⬇︎

本の概要(あらすじ)

「大事なのはね、深町くん。現象に対して、どんな解釈をするかということだよ」

 

子どもの頃に”とある能力”を得たことで、孤独になってしまった大学生の深町尚哉。

 

興味半分で選んだ「民俗学II」の講義で、ちょっと残念なイケメン准教授・高槻彰良に気に入られ、彼のフィールドワークの助手としてアルバイトをすることに。

 

彼とともに怪異事件の調査をしていくうち、尚哉は高槻が超人的な記憶力を持つことや、彼の瞳が時々不思議な色に変化することを知る。

 

実は高槻もまた、幼少期に奇妙な体験をしていてーー?

3つの特徴

魅力的なキャラクター

本書はキャラクター文庫なだけあって、登場人物たちのキャラ設定が特徴的です。

メインとなるのは主人公の深町君と、大学の准教授・高槻先生。

それぞれのキャラクター設定はこんな感じです↓

【深町尚哉(ふかまち なおや)】

孤独な大学生。眼鏡っ子。

子どもの頃に”ある出来事”がきっかけで特殊な能力を得てしまう。

そのせいで他人との関わりを避けるようになり、一人でいることが多い。

高槻に気に入られ「常識担当」として彼の怪異研究の助手を引き受けることに。

 

【高槻彰良(たかつき あきら)】

大学で民俗学を教えている准教授。34歳。

長身かつモデル体型、整った顔立ち。いわゆるイケメン。

怪異に出会うとテンションが上がって残念な感じになる。

驚異的な記憶力と、時々藍色に染まる瞳を持つ。

深町君と同様に、幼少期にある不思議な出来事を体験している。

 

ふたりの秘密に関しては実際に読んでからのお楽しみということで。

凸凹コンビが不思議な事件の謎を解き明かします!

高槻先生の友人であり強面刑事の”佐々倉さん”も頻繁に登場します!

怪異事件

大まかな構成としては、高槻先生のもとに怪異事件の調査依頼が舞い込み、それを深町君と二人で解決に導くという流れ。

「民俗学ミステリー」というだけあって、謎解きも楽しむことができます。

本書で扱う事件は3つ。

「第一章 いないはずの隣人」ーーこのアパートは幽霊物件?隣の空き部屋から聞こえる奇妙な物音の正体を暴け!

 

「第二章 針を吐く娘」ーー藁人形の呪い?針に付きまとわれた少女の末路は……?

 

「第三章 神隠しの家」ーー肝試しで行方不明になった少女。彼女は神隠しにあったのか?それとも…..

ミステリーとしては軽めなので、結末は想像の範囲内に収まるかと。

ミステリー好きさんには物足りないかもしれませんが、ライトなミステリーが好きな方にはちょうど良いかもしれません。

現象と解釈

私が本書で一番興味を持ったのは、キャラクターでも謎解きでもなくて、民俗学の講義内容。

そもそも「民俗学」と聞いて、ピンときます?

私はいまいちどんな学問なのかピンとこなかったのですが、本書の言葉を借りるとこんな学問のようです。

一つの昔話が生まれた背景、一つの祭が行われるようになった理由。そうしたものを通して人々の暮らしや心のありようを知っていく学問。それが民俗学です。

昔ながらの風習や伝統、諺、歌や踊りなど、そういったものをテーマに人々の暮らしや心理について研究する学問のようですね。

その中でも高槻先生が研究しているのは主に「怪異」や「都市伝説」。

3つの物語はそれぞれ高槻先生の講義から始まるのですが、これが思いのほか面白くて。

もともとあまり興味がない分野だったのですが、読んでいるうちにだんだんと興味が湧いてきました。

怪談や都市伝説は「怖い」「不気味」というイメージしかなかったのですが、本書ではあくまで「現象と解釈」という側面に焦点を当てているので、そこがとても興味深かったです。

ちなみに、シリーズ二作目では”学校の怪談”の定番である「トイレの花子さん」や「コックリさん」についての解釈も。

興味がある方はぜひこちらも読んでみてください。

シリーズ二作目はこちら

【No.171】〜異能の凸凹コンビの絆深まる、民俗学ミステリー第二弾!〜 『准教授・高槻彰良の推察2 怪異は狭間に宿る』澤村御影(著)

本の感想

最初の方は少し読みづらいなと感じましたが、本格的に物語が進むにつれて次第にスルスルと読めるようになり。

 

気づいたら最後まで一気読みしていました。

 

怪談や都市伝説も、「解釈」を加えるだけとこんなにも興味深い内容になるのかと驚きです。

 

ホラーやオカルト的な小説ではないので、苦手な方も安心して読めると思いますよ!

 

キャラクターに関しては高槻先生の言動で少し引いてしまう部分はありましたが、深町君との関係性はほっこりしていていいなと。

 

過去については全て明かされてはいないので、少しずつ小出しにしていくのかなと思います。

 

なにせ七作目までありますしね。

 

私のようにキャラクター文庫初心者の方にもおすすめの一冊です!

文庫本はこちら⬇︎

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印象に残った言葉(名言)

「わからないものは怖い。だから、人はそこに理由づけをする。解釈を行う」

 

「解釈をするときは、気をつけないといけない。なぜって、下手な解釈は、現象そのものを歪めることがあるから」

 

「好きな人には何度あっても嬉しいのと同じで、好きな本は何度読み返してもいいものなんだよ」

 

「君を気持ち悪いと言う人がいるなら、きっとその人は僕のことも気持ち悪いと思うことだろうね」

 

「不思議な話が生まれる背景には、そのまま語るには陰惨すぎる現実の事件があることが多い。人は、そういう嫌な事件を伝説や物語に作り替えることで安心するんだ」

 

「それでも僕は……知らないよりは、知った方がいいと思う。真実から目を背けて生きるくらいなら、そんな目は潰してしまった方がいいと思うから」

この本の総評

読みやすさ
(4.0)
ミステリー
(3.0)
キャラクター
(4.0)
読後感
(4.0)
総合評価
(4.0)

 

シリーズ作品一覧

一作目⬇︎

二作目⬇︎

三作目⬇︎

四作目⬇︎

五作目⬇︎

六作目⬇︎

七作目⬇︎

准教授・高槻彰良の推察 7 語りの底に眠るもの 角川文庫 / 澤村御影 【文庫】

番外編⬇︎

 

 

 

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