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こんにちは、ぽっぽです。
今日の一冊はこちら↓
『総理にされた男』中山七里(著)
売れない舞台役者が、ある日突然総理大臣に!?
政治ど素人の主人公が、総理の”替え玉”として奔走する姿を描いたポリティカル・エンターテインメント小説!
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本の概要(あらすじ)
「しばらくの間でいい。総理の替え玉をやってくれませんか」
売れない舞台役者・加納慎策。
最は総理大臣に瓜二つの外見を生かしたモノマネで、密かなブームを巻き起こしていた。
そんなある日、突然何者かに拉致されてしまった慎策。
目を開けるとそこまはさかの首相官邸で、現れたのは内閣官房長官!?
混乱する慎策に告げられたのは、意識不明の総理大臣の「替え玉」になってほしいという依頼だったーー。
政治素人の偽総理大臣は、国民のためにどう動くのか?
最後まで目が離せないポリティカル・エンタメ小説!
こんな人におすすめ
- エンタメ小説が好きな人
- 日本の政治に不満がある人
- 爽快な読後感を味わいたい人
エンタメ小説が好きな人
本書はポリティカル・エンターテインメント小説。
<総理に瓜二つの主人公が替え玉となって政界を動かす>という、斬新ではないもののワクワクする設定です。
テーマにしている内容は、まさに今日本が抱えている政治課題そのものという感じ。
リアルを想起させるような事件や人物も登場し、リアルとフィクションが織り交ぜられたエンタメ小説になっています。
日本の政治に不満がある人
はい。これは日本国民ほぼ全員ですね。きっと。
そんな我々が抱えている不満を声にしてくれるのがこの作品。
金儲けや利権争いにご執心な政治家たちには届いていない「国民の声」を、<見た目は総理、中身は一般人>の主人公が声を大にして叫んでくれます。
とはいえ、腐敗した政治家や官僚を批判するだけでは何も生みません。
本書ではきちんとその背景にあるものや課題を提示してくれているので、我々が考えるきっかけにもなってくれると思います。
爽快な読後感を味わいたい人
あまりにご都合主義な設定や展開が目立ちますが、それでもやはり主人公の活躍は痛快で胸がスカッとしました。
もちろん現実はこんな簡単にはいきませんし、主人公の決断には賛否あるでしょうけど。
あくまでフィクションとして読む分には爽快感を味わえると思うので、スカッとしたい方はぜひ!
本の感想
荒唐無稽な設定ではありますが、日本が抱える政治課題をリアルに描いた作品。
エンタメ小説にしていることで難しい内容も読みやすくなっています。
政治や経済に疎い人でも読めると思うのでご安心を。
設定や展開はちょっと無理があるかなぁ……という気もしますが、そこを割り切れれば楽しく読めると思います。
偽総理大臣が”国民の目線”で政治家や官僚に一石投じてくれるので、痛快で爽快な読後感も味わえますよ。
不測の事態に政治素人の総理大臣はどう対応するのか?も見どころです。
国民の立場でも考えさせられる部分がいくつかあるので、これまで政治に興味がなかった方もぜひ読んでみてください。
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印象に残った言葉(名言)
「景気がいい、というのは国民全員が等しく潤うことではなく、あくまでも全体の平均値が上がることなんです」
「政治というのは正しさの追求ではない。意見が対立する者と擦り合わせ、妥協し、着地点を決めることです。正論は正しいが、正論を振りかざすことは全く正しくない」
「資質の一つは信念の剛さだ。総理として、今成し遂げなければならないこと。それを強く抱いている者は行動にブレがないから、賛同する者も多くなる。ところが、時勢や政局絡みで椅子に座ってしまうと、最初から延命を考えて受けを狙おうとする。受け狙いだから、国民の反応次第でころころ対応を変え、結局は不信感を抱かせる」
「情に左右されるようでは政治家は務まらない。だが、情を持たない者にまともな政治ができる訳もない」
「何故、国民によって選ばれた議員だちが国民のために働けないのだろう?」
「信条よりは心情を、論理よりは倫理を優先させる国民性とでも言えばいいのでしょうかね」
「困っている者を救いたい、世の中の不公平を是正したい、悲劇をなくしたい。そういった感情を実現することこそが、政治の役目なのではないでしょうか。政治というのは正しいことの追求ではなく、窮地に陥った者と陥ろうとする者を救うことではないのでしょうか」
この本の総評
中山七里さんの他の作品
✳︎社会福祉制度の闇を描いた、衝撃のミステリー⬇︎
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