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【グルメ小説おすすめ】“食欲の秋”に読みたい小説3選

こんにちは、ぽっぽです。

今回ご紹介するのはこちら↓↓

  • “食欲の秋”に読みたい小説3選

最近すっかり秋めいてきたということで、今回は<食欲の秋>をテーマに食べものが登場する小説をご紹介します。

四季折々の旅先でのごはんとお酒、シンプルなお惣菜、どこか懐かしい食べものたち・・・

それぞれに雰囲気の異なる作品なので、気分に合わせて選んでみてくださいね。

美味しいものをたくさん食べよう!

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「わたしたちは銀のフォークと薬を手にして」島本 理生(著)

「三十歳の私は、その日、夕方の春の海辺で、どこへ行けるか分からない恋を始めた」

 

ワーカホリック気味のOL、知世、三十歳。

 

最近の楽しみは、半年前に仕事で出会った年上のWEBエンジニア・椎名さんとの月二回のデート。

 

蟹鍋と日本酒、江ノ島の生しらすと鎌倉ビール、雨の日の焼き鳥とレモンサワー・・・

 

美味しいものを、一緒に食べられる心地よい関係。

 

その気持ちが恋に変わり始めた頃、椎名さんからある重大な秘密を打ち明けられる。

 

行方のわからない“大人の恋”がむかう先はーー?

三十代の女性におすすめの大人の恋愛小説】

読むとおいしいご飯が食べたくなって、おいしいお酒がのみたくなって、旅をしたくなる。

そんな「食欲の秋」にぴったりな一冊です。

たくさんの食と旅を通して関係を築いていく、椎名さんと知世の空気感はとても心地よくて。

テーマは重たいですが、読後感は軽やかです。

とりあえず、焼き鳥を食べながらレモンサワーを飲もう!
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>>「わたしたちは銀のフォークと薬を手にして」のレビューはこちら

「雪と珊瑚と」梨木 香歩(著)

「赤ちゃん、お預かりします」

 

シングルマザーの山野珊瑚、21歳。

 

赤ん坊の雪を抱え、ひとり途方に暮れていたところを、年配の女性・くららに助けられた。

 

この出会いをきっかけに、絶望の淵から道を切り開いていく珊瑚。

 

いろんな人たちの助けに支えられ、心と体にやさしい惣菜カフェ『雪と珊瑚』をオープンさせる。

 

生きること食べることの意味と真摯に向き合う物語。

大根の茹で汁だし、小玉ねぎのスープ、おかずケーキ、油揚げと菜っ葉の和え物。

素材の良さを活かした、手を加えすぎないシンプルな料理がとても心に染みます。

終始ほっこりと優しいだけではなく、様々なスパイスが効いているのも特徴。

絶望の淵に立たされても、温かい食べものを口にするだけで、人はまた立ち上がれる。

生きること、食べることを、優しくそして力強く描いた作品です。

実際に作れそうな料理もたくさん登場しますよ!
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>>「雪と珊瑚と」のレビューはこちら

「台所のラジオ」吉田 篤弘(著)

「ラジオを聴いていたのだ。台所で」

 

定番の紙カツ、思い出のビフテキ、変わらないミルク・コーヒーと、夜中のお茶漬け・・・

 

変わってゆくものと、変わらずにそこにあるもの。

 

台所のラジオから聴こえる静かな声に耳を澄ませ、彼らの物語ははじまるーー。

 

ゆるやかに繋がる12の短編小説集。

不思議で、静かで、ゆるやかに繋がる12のささやかな物語。

それぞれの物語の共通点は「ラジオと食べ物」。

「紙カツと黒ソース」「海苔巻き」「ビフテキ」「ミルク・コーヒー」「ソース焼きそば」「生姜焼き定食」「お茶漬け」・・・

ハイカラな食べ物というよりは、日常になじんだ食べ物ばかりで、なんだかほっと癒されます。

静かで不思議で幻想的な吉田さんの世界に、“美味しい”が加わった小説。

最後まで読み終えると頭からするりと消えていき、心地よさだけがいつまでも残ります。

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>>「台所のラジオ」のレビューはこちら

まとめ

さまざまな食べものが登場する小説を3冊ご紹介しましたが、気になる一冊は見つかりましたか?

 

“食”と“旅”と“大人の恋”を堪能したい方は『わたしたちは銀のフォークと薬を手にして』

 

素材を活かしたシンプルな料理に癒されたい方は『雪と珊瑚と』

 

懐かしい食べものと静かな心地よさに浸りたい方は『台所のラジオ』

 

がオススメです。

 

どれも私のお気に入りの小説なので、ぜひ読んでみてください!

 

 

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>>吉田篤弘さんの小説はこちら

 

 

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