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こんにちは、ぽっぽです。
今日のテーマはこちら
- 新品と古本のメリットと・デメリットについて
本を買うなら、新品か古本か。
私の経験上「絶対に新品がいい!」という人はいましたが「絶対に古本じゃなきゃ嫌だ!」という人には出会ったことがないような気がします。
金銭的な理由は別として、古本ならではの個性をプラスに感じるかマイナスに感じるかで、だいぶ印象が変わるのではないかなと思いました。
それぞれにメリット・デメリットが存在しますが、あなたはどちら派でしょうか?
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目次
新品のメリット
①きれい
当然ですが、新品の本はきれいです。とても。
②作家さんに貢献できる
新品の本を購入することはつまり、その本の著者に印税が入るということ。
(本の代金がそのまま著者の懐に入るわけではありませんが)
自分が貢献している金額など微々たるものとは思いつつも、やっぱり<本を買うこと>が一番作家さんを応援できる手段なのかなと思います。
③独占欲が満たされる
新品の本を買うということはつまり、まだ誰の手にも渡っていない自分だけの本を得られるということ。
自分だけの本を並べた本棚というのは、なんとも独占欲が満たされます。
たぶん私はこの本棚をつまみに酒が飲めるタイプです。
わかる人にはわかるはず。
④新刊をすぐに読める
古本は誰かが手放さないと手に入れることができないわけですから、新刊をすぐに読みたいという人には不向きです。
好きな作家さんの新刊を心待ちにしているという人にとっては、”すぐに読める”という点でも新品はメリットですよね。
新刊がずらっと並んだ棚というのは、まったくもって目の保養であります。
新品のデメリット
値段が高い
新品の唯一の、そして最大のデメリットは「値段」。
わたしが文庫本派なのは、スペースや持ち運びやすさもありますが、やはりこの値段によるところが大きいです。
欲しい本をすべて単行本で揃えていたら、ゾッとするような金額になりそう。
とはいえ、よく考えると小説って安いですよね。もちろん全てではありませんが。
作家さんがその本に費やした時間や苦労を思うと、もっと高くてもいいのに!と思ってしまいます。(実際に値上がりしたら困る)
それに加えて、単行本は装丁にもこだわりがあってとても素敵です。値段に見合わない満足感が得られますよね。
一冊一冊の値段は安いくらいだけれど、まとめ買いをするとけっこういい金額になるのが悩みどころです。
古本のメリット
①値段が安い
絶対ではありませんが、だいたいの古本は新品と比べると安いですよね。
場合によっては10円、20円という破格の値段がついていることも。
しかも古本だからといって必ずしもボロボロというわけではなく、中にはとても状態の良いものもあります。
そう考えると、汚れや衛生面での不安がない人にとっては、とてもありがたい存在ですよね。
特に限られたお小遣いの中で本を買っている学生さんにとって、古本はとても重宝するのではないでしょうか。
②希少な本が手に入る
値段以外に忘れてはならない古本のメリット。
それは「希少本」の存在です。
新品よりも安く買えるのが古本の特徴ですが、こと希少本となると話は変わります。
その価値の高さから、場合によっては数百万円という値がつけられていることも。
多くの人にはあまり関係のないメリットかもしれませんが、絶版本や珍書を探し求めている人たちにとっては大事なメリットですよね。
③味がある
金銭的な理由で古本を買うという人もいれば、値段関係なく”あえて”古本を買う人もいると思います。
そういった人たちが古本に感じているメリットは、おそらく「味」ではないでしょうか。
色褪せた表紙、引かれたマーカー、書き込まれたメモ。
こういった”誰かが読んだ形跡”を「味がある」と感じられる人は、きっと古本という存在自体が好きなのだと思います。
新品のまっさらで綺麗な本よりも、いろんな人に読まれてきた古本の方が、味があって面白い。
誰かにとってはデメリットでもある理由ですが、これを古本のメリットだと感じている人もいると思います。
ちなみに「古本」を英語にすると「secondhand book」なのですが、とても素敵な表現だと思いませんか?
まさにこのメリットにもぴったりの英語ですよね!
古本のデメリット
①衛生面の不安
多くの人が感じている古本の一番のデメリットは、やはり「衛生面」だと思います。
どんな人がどんな場所でどんな手でどんな風に扱ってきたかもわからない本に触れるという恐怖。
これはもう生理的な感覚だと思うので、無理な人は本当に無理だと思います。
あ、たまに「新品の本だって誰が触ったかわからない」と言う人もいますよね。
これに関してはそもそも過程が違いすぎて比べること自体が無意味な気がするので、聞かなかったことにします。
②状態の良し悪し
古本だからといって一概に状態が悪いとは言えませんが、良いとも言えません。
古本屋で買うなら自分の目で判断できますが、ネットで買う場合は届くまでわからないのでリスクが高いです。
とにかく安ければいい!という人は気にしないのかもしれませんが、本の状態が気になる人にとってはデメリットですよね。
ただこれは、汚れや書き込みなどを「状態が悪い」と捉えるのか「味がある」と捉えるのかによってメリットにもデメリットにもなりそうです。
③著者に貢献できない
これは新品のメリットの真逆ですね。
古本を買っても出版社や著者の収益になるわけではないので「好きな作家さんに貢献したい」という人にはデメリットでしょう。
私の古本屋体験
今となっては<新品派>な私ですが、学生の頃はお金がなかったので古本屋を利用したことがあります。
初めて町の小さな古本屋さんに足を踏み入れたときのドキドキは今でも忘れられません。
新品だと1冊しか買えない本が、古本だと2冊も3冊も買えることがとても嬉しかった記憶があります。
(ちなみに記念すべき私の古本デビューは、吉本ばななさんの『白河夜船』)
しかし、私は衛生面で恐怖を感じるタイプだったため、そんな古本生活も長くは続かず。
結局その後は学業や部活で忙しく、しばらく本を読むこと自体から離れてしまいました。
また本格的に読書を再開した頃には金銭的な余裕も少し出てきていたため、それ以降古本を買うことはなくなり。
私と古本とのお付き合いはあまりに短く、そして儚いものでした。 Fin.
古本の魅力に気づかせてくれた一冊
古本好きさんにはもちろん、古本に対してあまりいいイメージがない人にもぜひ読んでほしい作品があります。
それは私の大好きな小説、角田光代さんの「さがしもの」の中の一編『旅する本』。
古本をテーマにした短い物語なのですが、これがとても素敵で。
「かつて手放した本と、運命的な再会を果たす」という物語なのですが、ここに古本の魅力がぎゅっと凝縮されているのです。
詳細はこちらをご覧ください↓
【No.36】~本好きの人に読んでほしい、本の魅力が詰まった9つの物語~ 『さがしもの 』角田 光代(著)これまで古本のデメリットだと感じていた<他者の痕跡>。
実はこれこそが古本の個性でもあり魅力でもあるのだということを、私はこの作品から教えてもらいました。
まとめ
今回は新品と古本、それぞれのメリットとデメリットについて考察してみました。
だいぶ使い古されているテーマな気がするので、新しい発見はなかったかもしれませんね。
実は今回このテーマにしたのは、メリット・デメリットについて書きたかったというよりも『旅する本』を紹介したかったから。
私自身、この作品のおかげで古本の魅力を知ることができたので、いろんな人に読んでもらいたいと思ったのです。
古本が好きな方はきっと共感できると思いますし、新品派の人も古本に対するイメージが変わると思います。
角田光代さんの『さがしもの』は本にまつわる素敵な物語がたくさん詰まった一冊なので、ぜひぜひ読んでみてください!
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