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こんにちは、ぽっぽです。
今日の映画はこちら↓
『こんな夜更けにバナナかよ 愛しき実話』
原作:渡辺 一史 / 監督:前田哲 / 脚本:橋本裕志
<映画.comより引用>
「第35回大宅壮一ノンフィクション賞」「第25回講談社ノンフィクション賞」をW受賞した原作を、大泉洋さん主演で映画化。
脇を固めるのは、三浦春馬さん、高畑充希さん、佐藤浩市さんなどの豪華俳優陣。
真っ直ぐに、そして自由に生きるひとりの人間を描いた、笑って泣ける感動作です!
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映画の概要(あらすじ)
「あの人のわがままは、命懸けなんです」
北海道札幌市在住、鹿野靖明(34歳)。
彼は幼い頃に難病の筋ジストロフィーを患い、誰かの介助がないと生きていけないにも関わらず、あるとき病院を飛び出して自立生活を始めてしまった。
わがままで、おしゃべりで、図々しくて。
その自由奔放すぎる生き方に振り回されながらも、どこか憎めず周囲から愛され続ける鹿野。
そんな彼と、彼を支えるボランティアの人々の生き様を描いた、感動の人間ドラマ。
主な登場人物
- 鹿野靖明(大泉洋):筋ジストロフィーを患っていながらも、自由に生きる主人公。
- 田中久(三浦春馬):鹿野のボランティアをしている医学生。
- 安堂美咲(高畑充希):田中の恋人であり、鹿野の想い人でもある新人ボランティア。
3つの特徴
実話
本作品の原作は、2003年に出版された渡辺一史さんの名著『こんな夜更けにバナナかよ 筋ジス・鹿野靖明とボランティアたち』。
札幌で在宅自立生活をおくる筋ジストロフィー患者の鹿野さんと、24時間体制で彼を支えるボランティアの人たちの交流を描いたノンフィクション本です。
完成まで3年の月日をかけたという本書をもとに制作されたこの映画。
実際に鹿野さんが住んでいた札幌を中心に、全ての撮影を北海道で行ったそうです。
主人公の鹿野さん役は同じく北海道出身の大泉洋さん。
役作りのため、最大10キロの過酷な減量にも挑んだのだとか。
メガホンをとったのは、「命」をテーマに映画を撮り続ける『ブタがいた教室』の前田哲監督。
難病を抱えながらもたくましく生きる主人公と、彼と関わることで変わっていく人々の生きざまを描いた、これまでにないノンフィクション映画です。
キャスティング
この映画の一番のポイントはキャスティング。
下手をすると悪い印象になってしまいかねない、鹿野のわがままで自由奔放な性格。
そこをユーモアを混じえて魅力的に演じている大泉洋さんは、まさにハマり役でした。
大泉さん自身の明るく自由なイメージが、主人公の愛されキャラとも相性抜群!
そこに医学生ボランティア役の三浦春馬さんと、恋人役の高畑充希さんが加わって、主人公の魅力をさらに引き出していました。
喧嘩したり、葛藤したり。楽しいだけではありませんが、この三人の絡みがとても良かったです。
<当たり前>という常識
障がいをテーマにした作品と聞いて想像するのは、本人とその家族を描いたものでしゃないでしょうか?
私もなんとなくそんなイメージを持っていたので、この映画はとても新鮮でした。
まず、家族が登場するのは必要最低限。
メインで登場するのは、もともとは赤の他人であるボランティアの人たちなのです。
主人公の思いを尊重し、適度に距離をとって、何も言わずに見守っている。
そんな両親の姿がとても新鮮でした。
主人公が言っていた「障がい者の世話は家族がするのが当たり前という常識を変えたい」という言葉がとても印象的で、障がい者とその家族に対する日本の常識にも、一石投じるような内容になっています。
映画の感想
辛く苦しい部分に焦点を当ててしまいがちなテーマを、こんなにも明るくポップな雰囲気で楽しませてくれる映画は初めてでした。
お涙頂戴的な作品ではないので、そういう雰囲気が苦手な方にもオススメです。
この映画の一番の魅力は、なんといっても主人公のキャラクター。
最初は王様のような振る舞いっぷりに面食らいましたが、徐々に彼の人柄が見えてきて。
身体は自由に動かせなくても、心は誰よりも自由奔放。
恋をして、夢を持って、努力を続けて、いつだって堂々と自分の人生を生きている。
そんな彼の姿はとても魅力的で、観ている人をどんどん惹き込んでいきます。
障がいのあるなしに関わらず、誰もがもっと自分の人生を自由に生きていいのだと、勇気をもらえる作品でした。
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この映画の総評
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