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こんにちは、ぽっぽです。
今日の映画はこちら↓
『グラスホッパー』監督:瀧本智行
伊坂幸太郎さんの人気小説を、瀧本監督✖️生田斗真さんのタッグで映画化。
疾走感とアクションが魅力のサスペンス映画です。
原作とはだいぶ内容が異なるので、別物として観ることができる方や、原作を読んでいない方におすすめ!
<映画.comより引用>
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映画の概要(あらすじ)
「あなたに復讐は似合わない。だって、虫も殺せそうにないんだもの」
何者かに仕組まれた事故により、恋人を失くした教師・鈴木。
<本当の犯人は別にいる>という一通の手紙を受け取った彼は、恋人の復讐を果たすため、教師を辞めて裏社会に潜入した。
しかし、その復讐は「押し屋」と呼ばれる男の手により横取りされてしまう。
押し屋の跡を追う鈴木だが、組織に正体がバレて自らも追われる立場に。
ハロウィンのスクランブル交差点で起きた事故を機に交錯していく、三人の男たちの運命は!?
3つの特徴
ベストセラー小説
本作は伊坂幸太郎さんの殺し屋シリーズ第一作目。
ファンはもちろん、著者の伊坂さん自身もお気に入りの小説として名前を挙げているベストセラー小説です。
疾走感あふれる文章と個性的なキャラクターが特徴的な作品で、映画を観る前に小説を読みました。
原作はハードボイルドな雰囲気ですが、映画はエンタメ性を重視しているような、わりと派手な演出が多かったです。
原作と映画は内容が異なるので、ぜひ小説も読んでみてください。
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キャスティング
<Amazon公式サイトより引用>
主人公の「鈴木」、自殺専門の殺し屋「鯨」、ナイフ使いの殺し屋「蝉」の三人の男を中心に交錯していく、怒涛の物語。
鈴木役を生田斗真さん、鯨役を浅野忠信さん、蝉役を山田涼介さんがそれぞれ演じられています。
メガホンを取ったのは『脳男』で生田斗真さんとタッグを組んだ瀧本智行監督。
『脳男』では桁外れの身体能力を持つ常人離れした男をクールに演じられていましたが、今作で生田さんが演じたのはごくごく一般的な男性役。
<恋人の復讐>という点以外では平凡な、というよりむしろ情けなく弱々しい役どころを、カッコ悪く演じ切っています。
一方、「Hey! Say! JUMP」の山田涼介さんは、アイドルとはかけ離れたナイフ使いの殺し屋という役。
<人を殺す>というアクションから孤独な内面まで、なかなか難しそうな役を見事に演じられていました。
他にも、鈴木の恋人役には波瑠さん、上司の比与子役には菜々緒さん、押し屋の槿役には吉岡秀隆さんらがキャスティングされています。
原作との比較
鈴木、鯨、蝉の三人を軸にして物語が展開していく部分は原作と同じですが、他の部分はかなり原作とは異なります。
細かい部分を挙げていくとキリがないのですが、いくつか比較してみるとこんな感じです。
- 原作では妻がひき逃げで亡くなったが、映画では婚約者がスクランブル交差点に車が突っ込む大事故で亡くなっている。
- 原作では存在しなかった<真犯人を告げる一通の手紙>が鈴木の復讐のきっかけになっている。
- 鈴木と妻(映画では婚約者)との回想シーンの内容が全く違う。
- 原作にはない「鯨」のエピソードとして、彼の父親が鯨の<自殺させる能力>を芽生えさせたきっかけとして登場している。
- クライマックスの描き方が原作とは異なる。
- ラストももちろん全然違う。(ここではネタバレは控えます)
正直、別物として観た方が違和感なく観られるというのが正直な感想です。
ただ、伊坂さんの文体の魅力を映画で出すことは難しそうなので、あくまで映画は映画としてひとつの作品を作り上げたのかな?と思いました。
原作では鮮やかな<伏線の回収>も魅力のひとつですが、映画では最後に全ての種明かしをするという構成になっています。
飄々としたハードボイルドな原作と比較すると、こちらはエンタメ性を重視したサスペンス映画といったところでしょうか。
映画の感想
<伊坂さんならではの原作の魅力を削ぎ落とし、映像映えするようにエンタメ性を加えたもの>というのが映画を観た感想です。
原作を読んでから観てしまったのでどうしても比較をしてしまいますが、単体で観たらまた違う感想になるかもしれません。
映像化ならではの良さとしては、山田涼介さん演じる蝉のアクションシーンですかね。
ただ、けっこう生々しいのでグロテスクな映像が苦手な人は注意です。
(個人的には血よりもバッタのアップがしんどかった)
原作とは変えざるを得ない部分があるのは理解できますが、それにしてもここまで変える必要があるのかというのは少し疑問なところ。
アクション映画がお好きな方や、生田斗真さん・山田涼介さんのファンの方はぜひ観てみてください!
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この映画の総評
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