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【映画 No.14】北海道の大自然を舞台に人々が織りなすヒューマンドラマ『そらのレストラン』

こんにちは、ぽっぽです。

今日の映画はこちら↓

『そらのレストラン』

監督:深川栄洋 / 脚本:深川栄洋 土城温美

自然豊かな北海道を舞台に描かれたヒューマンドラマ。

主演は大泉洋さん。脇を固めるのは、本庄まなみさん、小日向文世さん、岡田将生さんらの演技派俳優陣。

メガホンをとったのは、『神様のカルテ』シリーズの深川監督です。

雄大な景色や美味しそうな食べもの、人々の絆に癒される作品!

<映画.comより引用>

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映画の概要(あらすじ)

「俺のじゃない。自分のチーズを作るんだよ

 

北海道せたな町の、海が見える牧場<設楽牧場>。

 

父から受け継いだこの牧場を営んでいるのは、息子の亘理とその妻であること絵。

 

亘理は牧場で生計を立てる傍ら、チーズ職人の大谷さんからチーズ作りも教わっている。

 

農家や漁師の仲間たちに囲まれながら、自然豊かな土地で生活をおくる彼ら。

 

札幌の有名シェフとの出会いをきっかけに、仲間たちとレストランを開こうと決意する。

 

しかし、ある哀しい別れが彼らの心をバラバラにしてしまい・・・。

主な登場人物

  • 設楽亘理(大泉洋):牧場とチーズ工房を営んでいる主人公。
  • 設楽こと絵(本庄まなみ):亘理の妻。
  • 神戸陽太郎(岡田将生):東京からやって来た若者。
  • 大谷雄二(小日向文世):チーズ職人であり、みんなの師匠的な存在。
  • 大谷佐弥子(風吹ジュン):大谷の妻。
  • 石村甲介(マキタスポーツ):亘理の友人の農家。 他

3つの特徴

ヒューマンドラマ

『しあわせのパン』『ぶどうのなみだ』に続いて制作された、大泉洋さん主演の北海道映画シリーズ第三弾。

前作はどちらも観たことがあるのですが、私は特に『しあわせのパン』が好きです。(繰り返し観た邦画ランキングTOP3には入ります)

このシリーズのおかげで、<北海道映画といえば大泉洋さん!>というイメージが私の中ですっかり定着しました。

一作目は「パン」、二作目は「ワイン」ときて、三作目は「チーズ」。

大谷さんのチーズに感動した主人公が、自分も美味しいチーズを作りたいと悪戦苦闘する様子が描かれています。

明るくユーモアあふれるイメージの大泉さんですが、今作ではその印象は控えめ。

むしろユーモアは周囲の仲間たちに任せて、大泉さん自身はチーズ作りへの真剣さや、師匠の死に深く落ち込む姿を印象的に演じられていました。

ほのぼの系を想像していましたが、中盤はシリアスな雰囲気が続きます!

大自然と豊かな食

この作品のいちばんの魅力は、北海道の大自然と豊かな食材。

美しい映像は観てるだけで癒されますし、美味しそうな食べものたちがとても魅力的。

単純に美味しそう!で終わらず、生産者たちの努力や苦労も感じられるような内容になっているので、食について考えさせられる場面も。

岡田将生さん演じる神戸くんが、初めて自分の育てた羊を食べて涙を流すシーンも印象的でした。

亘理だけでなく仲間たちも、それぞれの思いを抱えながら「食」に対して真剣に向き合っていて。

タイトルからレストランの話がメインだと思っていましたが、生産者視点での「食」をテーマにした物語なのかなと思いました。

大谷さんが亘理に残してくれた、十年もののチーズの味が気になります!

ユニークなキャラクター

主演の大泉洋さんをはじめとし、個性豊かなキャラクターで彩られた映画。

亘理の仲間である、マキタスポーツさん、高橋努さん、石崎ヒューイさんらがそれぞれに個性的で。

新たに仲間に加わった、シェフ役の眞島秀和さんの演技も弾けていました。

新参者の岡田将生さんも良い味を出していて、彼がいることで程よく爽やかな雰囲気になっていたと思います。

みんなで集まってワイワイ騒いで、時には喧嘩をして、辛いときには支え合って。

こういう土地ならではの、“人間同士の繋がりの強さ”が、魅力的に描かれていました。

内輪感が強い作品!

映画の感想

北海道の大自然と美味しそうな食べものたちが魅力の映画。

 

旅行に行けない今だからこそ、しみじみと心に沁みました。(早く北海道に行きたい!!)

 

食の大切さや命への感謝、普段美味しく食べているものの裏側にある、生産者の苦労や努力に目を向けるきっかけにもなってくれそうな作品です。

 

素敵な部分もたくさんありましたが、気になった点もいくつか。

 

・冒頭の意味深なシーンがどこにも繋がらない点。(こと絵の過去やあの日牧場に来た理由もわからないまま)

 

・UFOのくだりが意味不明な点。(UFOを呼ぶシーンが何度もありますが、わけわからなすぎて興ざめしてしまった)

 

・重要な役どころの大谷さんが、わりと早い段階で亡くなってしまった点。(あまり登場しないうちに亡くなってしまったため、感情移入できなかった)

 

以上の3点が特に気になった部分ですが、あくまで私の主観なので、人によっては全然気にならない部分もあるかと思います。

 

感情移入して一緒に泣いたり笑ったりというよりは、彼らの様子をただただ観ているといった感じでした。

 

もう少し重要な部分に焦点を絞って、そこを丁寧に描いてくれた方が、作品に入り込めたのかなと。

 

ただ、気になる点はあるものの、それをカバーしてしまうほどの大自然の美しさに魅了されました。

 

豊かな風景と食べものに癒されたい方はぜひ!

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この映画の総評

ストーリー
(3.0)
配役
(4.0)
映像
(4.0)
演出
(3.0)
総合評価
(3.0)

 

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