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こんにちは、ぽっぽです。
今日の映画はこちら↓
『レンタネコ』 監督・脚本: 荻上直子
『かもめ食堂』『めがね』の荻上監督が手掛けた、猫を通して繋がっていく人たちを描いた心温まる映画。
癒される映画、元気になれる映画が観たいなと思い、今回観てみました。
ニャンコに癒されたい人、あつまれぇぇえ!!
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映画の概要(あらすじ)
「寂しい人に、ネコ、貸します」
都会の片隅にある、とある平家の一軒家。
この家には、家主のサヨコとたくさんの猫たちが、一緒に暮らしている。
幼い頃から人間よりも猫に好かれたサヨコ。
大人になった今でも、相変わらず彼女の周りには猫ばかりが集まってくる。
そんなサヨコは、寂しい人に猫を貸し出す<レンタネコ>という一風変わった商売をしていてーー
主な登場人物
- サヨコ(市川実日子):株や占い師などの仕事の他に、ネコのレンタルもしている。
- 吉岡敏子(草村礼子):一人暮らしのおばあさん。
- 吉田悟朗(光石研):単身赴任中のサラリーマン。
- 吉沢茂(田中圭):サヨコの中学時代の同級生。
- 吉川めぐみ(山田真歩):レンタカーショップの受付嬢。
3つの特徴
ネコ、貸します
あなたは寂しいと感じたとき、どうしますか?
誰かと会う、音楽を聴く、本を読む、お酒を飲む・・・
人によって、寂しさの埋め方はさまざまですよね。
この映画に登場する人たちの心の穴ぼこを埋めてくれるのは、「猫」の存在。
寂しい人たちと猫との出会いを<レンタネコ>という仕事でお手伝いするのは、主人公のサヨコ。
<TOHOシネマズ公式サイトより引用>
「レンタ〜ネコ、ネコ、ネコ♪ 寂しい人に、ネコ、貸します」
とメガホンで呼びかけながら、猫を連れて川辺を歩く様子がなんだかシュール。
レンタネコ屋という店舗を構えていると思っていたので、まさかの焼き芋スタイルに笑ってしまいました。
誰でも利用できるというわけではなく、ネコをレンタルするにあたっては条件があります。
それは<ネコが気持ちよく過ごせる環境かどうか>というサヨコの審査に合格すること。
レンタル料は、前金として千円のみ。
お金を稼ぐためではなさそうですが、では一体サヨコはなぜ<レンタネコ>という商売をしているのか?
『ちゃんと心の中の寂しい穴ぼこ、埋めてくださいね』と言う言葉に込められた想いとはーー?
寂しい人たち
サヨコから猫をレンタルするのは、老婦人や中年のサラリーマン、OLなど、年齢も境遇も様々な人たち。
夫と愛猫に先立たれて一人になってしまったおばあさん。
家族のもとを離れ、ひとり単身赴任をしている中年のサラリーマン。
自分の存在意義がわからなくなってしまった、レンタカーショップで働く女性。
嘘つきハッタリの吉沢と呼ばれていた、サヨコの同級生。
彼らに共通しているのは、<心にぽっかりと空いた穴ぼこを抱えて生きている>ところ。
みんなそれぞれに寂しくて、そしてそれを埋めるために猫をレンタルするのです。
自由気ままなニャンコたち
猫が登場する映画はたくさんありますが、ここまで自然体のニャンコたちを撮っている作品には初めて出会いました。
狙ったところだけを撮るのではなく、あくまで自由気ままな彼らのありのままを撮っているというか。
俳優が演技をしている傍で寝ていたり、毛繕いを始めたり、ジャレあっていたり。
まさに本能の赴くままという感じで、作り込まれていないところが、観ていてとても心地良かったです。
サヨコとネコたちの距離感も絶妙で。
ペットと主人という関係ではなく、共に暮らす「同居人」といった感じ。
もちろん可愛がっているのは伝わってきますが、そのベタベタしすぎない距離感がよかったです。
さすが大の猫好きの荻上監督の作品だけあって、彼らの魅力が存分に伝わってきました。
映画の感想
ゆるっと癒されて、ときどき笑えて、観終わった後はほのぼのとする。そんな映画でした。
「猫をレンタルする」というありそうでなさそうな物語は、どことなくファンタジーを感じさせつつも、リアルな感覚が詰まっていました。
ガッツリとした見応えがあるわけではありませんが、のんびりとした映画が観たい方にはぴったりだと思います。
ネコ好きさんはもちろん、癒されたい方や、さみしい方にもおすすめ。
サヨコはちょっと不思議な女性なので、自然体なのに独特の存在感がある市川実日子さんのキャスティングがぴったりだと思いました。
サヨコの衣装も奇抜というか、カラフルで柄物ばかりなんですけど、それもとてもよく似合っていました。
同級生役として田中圭さんも出演されているので、お好きな方はぜひ。まだ20代のフレッシュな田中さんを観ることができますよ。
心にぽっかり空いた穴ぼこを埋めたい人は、ぜひ観てみてくださいね。
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この映画の総評
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