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こんにちは、ぽっぽです。
今日の映画はこちら↓
『コーヒーが冷めないうちに』原作:川口 俊和(著)
「とにかく泣ける!」と話題になり、本屋大賞にノミネートもされた作品。
2018年に有村架純さん主演で映画化もされた、心温まる4つの感動の物語です。
一杯のコーヒーが冷めるまで。
そのわずかな時間でも、人の心は変わります。
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映画の概要(あらすじ)
「コーヒーが冷めないうちに」
とある町の、とある喫茶店の、とある席には、不思議な都市伝説がある。
<その席に座ると、望んだとおりの時間に移動できる>というものだ。
ただしそこには、非常に面倒な5つのルールがあった。
その喫茶店の名前は、『フニクリフニクラ』。
一度起こってしまったことは、絶対に変えられない。
それでもあなたは、過去に戻りたいと思いますか?
主な登場人物
- 時田数(有村架純):喫茶店フニクリフニクラを切り盛りしている主人公。
- 新谷亮介(伊藤健太郎):喫茶店近くにある大学の学生。
- 平井八絵子(吉田羊):喫茶店の常連客。
- 謎の女(石田ゆり子):過去に戻ったきり帰ってこられなくなった幽霊。
3つの特徴
不思議な喫茶店の5つのルール
望んだ時間に行くことができる不思議な席がある、喫茶店フニクリフニクラ。
しかし、時間を移動するためには、さまざまなルールが設けられています。
- 過去に戻ってどんな事をしても、現実は変わらない。
- 過去に戻っても、この喫茶店を出ることはできない。
- 過去に戻れるのは、コーヒーをカップに注いでから、そのコーヒーが冷めてしまうまでの間だけ。コーヒーが冷めないうちに飲み干さなければならない。
- 過去に戻れる席には先客がいる。席に座れるのは、その先客が席を立った時だけ。
- 過去に戻っても、この喫茶店を訪れた事のない人には会う事ができない。
中でも一番大切なのは、<コーヒーが冷め切る前に飲み切る>というルール。
これを守らないと、その人は幽霊になって永遠とその椅子に座り続けることになるのだ。
様々な思いを抱えてやってくるお客さんたちも、このルールを聞いて諦める人がほとんど。
この条件に当てはまり、かつ覚悟を持った人しかこの椅子には座れないのです。
心温まる4つの奇跡
「恋人」「夫婦」「姉妹」「親子」
4つのテーマで描かれた、心温まる物語たち。
「恋人」喧嘩別れをしたまま離れ離れになってしまった、幼なじみの男女の物語。
「夫婦」認知症の妻と、看護師として支え続ける夫の物語。
「姉妹」家出をした姉と、姉に手紙を書き続ける妹の物語。
「親子」幽霊になってしまった母と、コーヒーを淹れ続ける娘の物語。
大切な人に伝えられなかった想い、そして後悔。
たとえ過去に戻っても、現実を変えることはできないけれど。それでも彼らはもう一度、あの日に戻るのです。
元の時間に帰ってきた彼らが見せるのは、どこかスッキリとした顔。
切ない場面もありますが、それぞれの物語のラストは、とても温かい気持ちになれます。
もうひとつのルール
実は先ほど挙げた5つのルール以外にも、もうひとつ重要な制約があります。
それは<コーヒーを淹れるのは時田家の女性である>こと。
他の人が淹れたコーヒーだと、時間を移動することはできないのです。
数(かず)の淹れたコーヒーでなければいけない。つまり、数自信はどんなに望んでいても、過去に戻ることはできないのです。
(自分で淹れたコーヒーを飲んでもダメらしい)
数の望みは、子どもの頃に亡くなったお母さんに会いに行くこと。
お母さんに会って、どうしても聞きたいことがあったのだ。
決して叶わないと思っていたその願い。
しかし、たったひとつだけ、数が過去に戻れる方法がーー?
映画の感想
過去に戻る系の話でよくあるのは、「過去を変えると現実も変わる」という設定ではないでしょうか
それ故に、思うように行動できずに葛藤する主人公の姿をよく目にする気がします。
過去に戻ってこの人を助けてしまうと、現実世界のこの人は生まれてこないかもしれない。みたいな。
この作品のポイントはその逆で、「過去のどんな行動も、現実には影響しない」ということ。
これは当事者にとって、とても厳しい制約です。
たとえ過去に戻ったとしても、大切な人の命を救ったり、相手の決断を変えることはできないのだから。
しかし、この作品ではあえてそういうルールにすることで、変えることができるものへ目を向けるようにしている気がします。
過去に戻っても、現実は変わらない。でも、人の心は変わる。そして、未来への自分の行動を変えることができる。
<たった一杯分のコーヒーの時間でも、人の心は変わる>ということを一番伝えたい作品なのかなと感じました。
涙なしには観られないような場面もありますが、全体的に温かくて爽やかな印象の映画です。
原作を読んだ人も読んでいない人も、ぜひ観てみてください。
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この映画の総評
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