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【梅雨におすすめ】静かな雨の日に読みたい小説3選

こんにちは、ぽっぽです。

今回ご紹介するのはこちら↓↓

〜静かな雨の日に読みたい小説3選〜

梅雨はお家で雨の音を聴きながら、本を読みませんか?

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「静かな雨」宮下 奈都(著)

「もう半分は、あきらめの色

 

会社が倒産した帰り道に出会った、<こよみ>という女性がひとり営んでいる、美味しいたいやき屋。

 

足繁く通うようになった<行助>は、徐々にこよみと親しくなっていく。

 

しかし、ある日こよみは交通事故に巻き込まれ、意識が戻らなくなってしまう。

 

三ヶ月後に目を覚ますと、新しい記憶を留めておけなくなっていた。

 

忘れても、忘れても。少しずつ積み重なっていくふたりの時間。

 

宮下奈都さんの瑞々しいデビュー作。

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実力派若手俳優・仲野太賀さんと、乃木坂46を卒業し女優として歩み始めた衛藤美彩さんのW主演で映画化もされている作品。

他の作品と比べると短い物語ですが、本の薄さからは想像できないほどの深みがあります。

宮下さんの構成力の高さを物語っている作品です。

”切ないラブストーリー、純愛” と謳われている物語ですが、私はほんの少しざわざわするものを感じました。

まだ読んでいない方は、ぜひ読んでみてください。

詳細はこちら

【No.69】〜『羊と鋼の森』の著者、宮下奈都さんの幻のデビュー作〜 『静かな雨』宮下 奈都(著)

「つむじ風食堂の夜」吉田 篤弘(著)

「その食堂の皿は本当に美しかった」

 

「月舟町」の十字路の角にある、つむじ風食堂。

 

ここには、個性豊かな町の人たちがやってくる。

 

主人公の「雨降りの先生」、帽子屋の「桜田さん」、古本屋の「デ・ニーロの親方」、舞台女優「奈々津さん」、食堂の猫「オセロ」・・・

 

風変わりな人々が食堂で織りなす、少し不思議で幻想的な物語。

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どことなくレトロな雰囲気が漂う、優しく不思議で幻想的な作品。

本を開くと物語の世界にすっと入っていってしまうような、そんな心地よさを味わえます。

人工降雨の研究、手品師の父、エスプレーソ、二重空間移動装置、星を描く仕事・・・

登場人物やさりげない言葉がとても印象的。

静かに降る雨がよく似合う、月舟町シリーズ第一弾の物語。

詳細はこちら

【No.6】~不思議な魅力あふれる、月舟町シリーズ第一作~ 『つむじ風食堂の夜』 吉田 篤弘(著)

 

「いつか記憶からこぼれおちるとしても」江國 香織(著)

「私は緑の猫になりたいな。生まれかわったら」

 

10人の女子高生がおりなす、切なくて残酷な6つの物語。

 

少女と大人の間で揺れ動く、17歳の孤独やささやかな幸せを描き出した、短編小説集。

  1. 緑の猫
  2. テイスト オブ パラダイス
  3. 飴玉
  4. 雨、きゅうり、緑茶
  5. 櫛とサインペン
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心にじんわりと染みる切なさを感じる作品。

江國さんの作品はどれもそうなんですが、その物語のもつ雰囲気というか空気感が独特で、一度読むと忘れられなくなります。

高校生の頃の、少女から大人へと移りかわる刹那を描き出した、大人が読むと懐かしい気持ちになる物語。

年を重ねるごとにぐっと深みが増すのも、著者の作品ならではだと思います。

静かな雨の日に読みたくなる一冊です。

詳細はこちら

【No.50】~少女と大人のあいだで揺れる女子高生の孤独と幸福を描いた物語〜 『いつか記憶からこぼれおちるとしても』 江國 香織(著)

まとめ

6月に入り、今年もいよいよ梅雨の時期が到来しました。

 

雨の日が続くとつい家に引きこもりがちになってしまうと思いますが、そんな時こそ読書がおすすめ。

 

晴れの日の読書もいいけれど、雨の日の読書はいつもと違う雰囲気を楽しめます。

 

そこで今回は「雨の日に読みたくなる本」を選んでみました。

 

3冊の共通点としては、ほんのりと哀愁や切なさをまとう、淡々と静かな物語というところ。

 

雨の音をBGMにして読むと、よりその作品の空気感を味わえると思います。

 

憂鬱になりがちな梅雨の時期ですが、雨にぴったりな物語を読んで気分転換をしませんか?

 

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