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こんにちは、ぽっぽです。
今日の一冊はこちら↓
『キリコはお金持ちになりたいの』松村比呂美(著)
お金に強い執着を持つ主人公・霧子による、一線を超えた戦慄ミステリー。
後半に向かうにつれて膨れ上がる底なしの欲望と、女性達のしたたかさに震えます。
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本の概要(あらすじ)
「人でなしの川を渡ったんだからね。もう戻れんとよ」
ベテラン看護師として評判の高い霧子が、心の中に秘めていること。
それは「お金持ちになる」という底なしの欲望だ。
優秀な看護師というのは表の顔で、裏の顔はブランド品や薬の転売で小金を稼ぐしたたかな悪女。
40年ぶりに元同級生と再会したことをきっかけに、霧子の欲望はさらに加速してゆきーー
こんな人におすすめ
- 人間の欲望を描いた小説が好き
- サイコパスな人間に興味がある
- 悪女の所業に戦慄したい
人間の欲望を描いた小説が好き
「綺麗事ばかりの爽やかな小説じゃ物足りない!もっと人間の汚い部分を描いた、ドロドロした小説を!!」
という方は、ぜひ本書を手に取ってみてください。
主人公が自分の欲望のままに悪事を働き、周囲の人間を巻き込んでゆく姿がこれでもかと描かれています。
サイコパスな人間に興味がある
主人公の霧子は自分の欲望のためなら他人を利用することも厭わない、典型的なサイコパス。
貴志祐介さんの『黒い家』のように犯人(敵)がサイコパスとして描かれている作品とは違い、
主人公の視点でサイコパスの思考を存分に眺めることができます。
身近にいたら絶対に関わりたくはないですが、私はフィクションの世界のサイコパスな人たちがけっこう好きです。
悪女の所業に戦慄したい
霧子は正真正銘のしたたかな悪女。
狙った獲物を甘い蜜で誘惑して底なし沼に誘い込み、着々と手駒を増やしてゆきます。
彼女の行動はとても褒められたものではありませんが、欲望のために少しもブレない姿がどこか爽快ですらあるんですよね。
ぜひ悪女の恐ろしくも目が離せない所業に戦慄してください。
本の感想
決して楽しい内容ではないのに、読み出すと止まらなくなる作品。
霧子のお金に対する執着と所業は見ていて恐ろしい反面、ある意味痛快でもありました。
なんなら霧子を「悪女」と理解しつつも、応援してしまっている自分がいて。
おそらく彼女が「お金持ちになりたい」という欲望を、自分の手で叶えようとしているから惹かれるのだと思います。
欲望のために努力を惜しまず、自らの手も汚して、とことんやり尽くす。
軸がブレずに行動が一貫しているので、善悪を抜きにしてそこはカッコいいなと思ってしまいました。
誰かが自分を「お金持ちにしてくれる」のを待っているだけの主人公だったら、ここまで惹かれなかったはず。
ラストは少し物足りないかなとも思いましたが、読後感は悪くありませんでした。
好きな人はハマってしまう作品だと思います!
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