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【貴志祐介(著)】『鍵のかかった部屋』シリーズ原作の読む順番

こんにちは、ぽっぽです。

今回は、大野智さん主演のドラマ『鍵のかかった部屋』の原作シリーズのあらすじと読む順番をご紹介します。

4冊全て<密室>事件を扱った本格ミステリーです。

ぜひ原作も読んでみてください。

ミステリー好きさん、あつまれぇぇぇ!!

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「鍵のかかった部屋シリーズ」とは?

防犯コンサルタントの榎本径と弁護士の青砥純子のコンビが、さまざまな密室事件の謎を解明していく『防犯探偵・榎本』シリーズ。

 

セキュリティシステムの専門知識と技術を活かし、難攻不落な密室のトリックを暴いてゆきます。

 

榎本と純子のコミカルなやりとりも見どころのひとつ。

 

2012年には榎本役:大野智さん、純子役:戸田恵梨香さんで連続ドラマ化済み。

読む順番

シリーズ一作目:『硝子のハンマー』

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「ガラス製のハンマーが、本当に危険な凶器になるのは、砕けてしまった後なんです」

 

日曜日の昼下がりに、事件は起こった。

 

上場を間近に控えた介護サービス会社・ベイリーフの社長が殺害されたのだ。

 

監視カメラにエレベーターの暗唱番号、強化ガラスに鍵のついた部屋。

 

犯人はどのように厳重なセキュリティを突破し、犯行に及んだのか?

 

弁護士と防犯コンサルタントのコンビが、密室で起こった殺人事件の謎に挑む!

シリーズ一作目であり、4冊の中で唯一の長編小説。

純子と榎本さんの出会いのシーンも描かれています。

かなりのボリューム感があり、専門用語もたくさん出てくる本格ミステリー 。

関係者、純子、榎本さん、犯人・・・と、様々な人物の視点を介して展開していく物語です。

ドラマの最終回の物語が、原作では最初の物語なんだね!

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>>「硝子のハンマー」のレビューはこちら

シリーズ二作目:『狐火の家』

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「あの家は、正真正銘の密室だったからです」

 

長野県にある古い日本家屋で起こった、殺人事件。

 

被害者は、この家に住む中学三年生の長女・愛実。

 

柱に頭をぶつけた際に起こした脳内出血が死因だと推定されている。

 

現場はほぼ密室で、侵入経路も脱出経路も未だ不明のまま。

 

第一発見者の父親が容疑者として捕まったが・・・?

 

弁護士×防犯コンサルタントコンビの密室破り、再び!

4つの密室事件からなる、連作譚短編小説。

前作よりもボリューム感はないので、気軽に読みたい人はこちらからでも。

毒蜘蛛を使ったトリックや、将棋にまつわる事件など、バリエーション豊富です。

今回榎本さんが狙うのは、金のインゴット!?

ここをクリック

>>「狐火の家」のレビューはこちら

シリーズ三作目:『鍵のかかった部屋』

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「密室は破れました」

 

元・泥棒の会田は、亡き姉の子どもたちに会うため、数年ぶりに彼らの家を訪れた。

 

しかし、姪には会えたが、甥はいつまで経っても部屋から出てこない。

 

不審に思った会田は、封印した『指』を使って、なんとか部屋の鍵を開けようと悪戦苦闘する。

 

数分後、なんとか扉を開くことができたが、甥はすでに亡くなっていた。

 

ドアにはサムターン錠、窓やドアには目張りまでされた、完璧な密室。壁には紙テープの飾り付けに、『サヨナラ』の文字。

 

警察は練炭自殺ということで処理をしたが、純子と榎本は計画的殺人事件ではないかと疑いーー?

こちらも4つの事件からなる連作短編小説。

物理的要素を取り入れた密室トリックなども登場し、飽きずに謎解きを楽しめます。

犯人視点で描かれている物語もあるので、これまでと違う視点で榎本さんが謎を解明していく様子を見れますよ。

榎本さんは敵に回すとほんとうに厄介だね!

ここをクリック

>>「鍵のかかった部屋」のレビューはこちら

シリーズ四作目:『ミステリークロック』

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多種多様の時計の針が時を刻む、晩餐会。

 

人里離れた山荘で起こった、女性ミステリー作家の怪死。

 

「完璧な事故」と思われた出来事だった。そう、あの男が異議を唱えるまでは・・・。

 

表題作のほか、風変わりな舞台で起こる4つの事件。

 

犯人の巧妙な密室トリックを、あの名コンビは解明できるのか!?

シリーズ最新作。

ドラマ版でも登場した、「ゆるやかな自殺」「鏡の国の殺人」が収録されています。

まだ読んでいないから早く読みたい!

まとめ

ドラマ『鍵のかかった部屋』で広く知られている、原作の『防犯探偵・榎本』シリーズ。

 

毎回バリエーション豊富な密室事件を扱っているので、ミステリー好きさんにおすすめです。

 

シリーズものは、徐々に人間関係が深まっていったり、主人公たちが成長したり、というのが一般的だと思いますが、このシリーズに関しては真逆です。

 

榎本さんと純子の距離感はほとんど変化なし。(むしろ純子の榎本さんに対する疑いの目はキツくなっているような)

 

榎本さんの過去についても語られませんし、純子の推理力も成長しないまま。(というか、どんどんおバカになっていく)

 

でも、だからこそ毎回まっさらな気持ちで、密室トリックに臨むことができます。

 

読む順番という形で紹介しましたが、ストーリの繋がりはほぼないので、好きなものから読んでも大丈夫。(二作目と三作目に登場する劇団の話は少し繋がっていますが)

 

私が特に好きなのは、一作目の『硝子のハンマー』。

 

唯一の長編ということで、ガッツリとしたミステリーを堪能することができます!

「鍵のかかった部屋」シリーズ

一作目⬇︎

【No.109】“防犯探偵シリーズ第一弾” オフィスビルで起きた密室事件の謎を暴け!『硝子のハンマー』 貴志 祐介(著)
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二作目⬇︎

【No.110】“防犯探偵シリーズ第二弾” 旧家で起きた少女殺人事件の謎を暴け! 『狐火の家』 貴志 祐介(著)
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三作目⬇︎

【No.111】“防犯探偵シリーズ第三弾” 自殺?計画殺人?最高難度の密室事件を暴け! 『鍵のかかった部屋』 貴志 祐介(著)
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