今週おすすめの一冊

【No.162】〜頑張る女性たちに贈る、”旅”と”再生”を描いた爽やかな短編小説〜 『さいはての彼女』原田マハ (著)

こんにちは、ぽっぽです。

今日の一冊はこちら↓

『さいはての彼女』原田マハ(著)

“頑張る女性”と”旅”と”再生”をテーマに描かれた、4つの短編集。

臨場感溢れる情景描写が素晴らしく、まるで自分も一緒に旅をしているようでした。

日常にお疲れの方、旅に出たい方、バイクが好きな方等に特におすすめです!

バイクで颯爽と駆け抜けるような、爽快感のある一冊!

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本の概要(あらすじ)

「私と一緒に、サイハテに乗りませんか」

 

がむしゃらに働き続け、社長の座まで上り詰めた鈴木涼香。

 

恋にも仕事にも疲れ果てた彼女は、沖縄へ旅に出ることに。

 

しかし、有能な秘書が手配したチケットは、まさかの沖縄ではなく女満別!?

 

ポンコツレンタカーで立ち往生する彼女の前に颯爽と現れたのは、ハーレーに跨がった若い女の子でーー。

 

女性が旅先で再生してゆく様子を丁寧に描いた、心温まる短編小説集。

3つの特徴

4つの物語

本書は四人の女性の物語を収録した、爽やかに泣ける短編小説です。

共通するのは「旅」と「再生」。(最終話は少し違いますが)

忙しない日常から遠く離れた場所で、誰かや何かと出会い、再生してゆく女性たちの姿が描かれています。

  • 『さいはての彼女』
  • 『旅をあきらめた友と、その母への手紙』
  • 『冬空のクレーン』
  • 『風を止めないで』

個人的に好きなのは、一話目と二話目。

一話目はなんといってもキーパーソンである「ナギ」が登場しますし、バイクの疾走感が爽やか。

二話目は箱根へ一人旅をする物語ですが、静かな雰囲気と風景描写が素敵でした。

女満別、釧路、箱根…旅に出たくてうずうずします!

頑張る女性たち

主人公たちはみな、若い女の子ではなくある程度年齢を重ねた女性たち。

六本木ヒルズに本社を構える社長だったり、失業中だったり、大手都市開発企業の課長補佐だったり。

年齢や肩書きは様々ですが、みんなそれぞれ”何かに行き詰まっている”という点で共通しています。

そんな彼女たちが、一旦日常を離れて遠くへ旅に出る。

そしてそこでいろんな出会いを経験し、自分を見つめ直し、再生してゆく。

日々がむしゃらに、気を張って生きている彼女たちの心が、旅先で少しずつほぐれていく様子にじんわりと癒されました。

上手くいかないことの方が多い大人たちに「人生を、もっと足掻こう」と背中を押してくれるような一冊です。

ナギの魅力

本書における一番の魅力は、やはり<ナギの存在>でしょう。

ハーレーダビットソンに跨って颯爽と現れた、若くて綺麗な女の子。

父親の影響でバイクをこよなく愛し、「サイハテ」と名付けた愛車に乗って、日本中を旅するナギ。

彼女の天真爛漫さや弾けるような明るさは、読者の心も惹きつけてしまうような不思議な力があります。

主人公として登場するわけではないのに、本書に欠かせない存在であることは間違いなしです。

本書は短編小説ということで各話に繋がりはありませんが、一話目と最終話だけはナギを通して繋がるような構成になっていて。

一話目はナギの魅力を存分に味わえる内容で、最終話はナギの母親視点で彼女の背景を知ることができる内容です。

明るいだけでなくとても芯の強いナギですが、そんな彼女の強さの理由に胸を打たれました。

いつかナギを主人公とした物語も読んでみたいです!

本の感想

原田マハさんは「芸術」をテーマにした作品が多い印象ですが、こちらは「旅」をテーマにした短編小説。

 

とても読みやすい内容なので、原田マハさん初心者の方にもおすすめです。

 

全体を通して感じたのは、”バイクで駆け抜けるような爽快感”

 

一話目の圧倒的な爽やかさが、作品全体のイメージを創り上げていると思いました。

 

個人的には「一話目を長編小説としても読みたい!」と感じるくらいナギが魅力的すぎて。

 

ハーレー×女の子という絵面だけでも格好良いわけですが、彼女の内に秘める強さ、そして圧倒的な爽やかさに魅了された人も多いでしょう。

 

私もナギのサイハテに乗せてもらい、どこか遠くまで旅をしてみたくなりました。

 

爽やかな風とともに日常から連れ出してくれるような作品なので、憂鬱な通勤時間なんかに読むのもおすすめです。

 

バイク好きの方もぜひ!

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印象に残った言葉(名言)

「思ったとおりに人生を生きていける人間が、いったいこの世にどのくらい存在するのだろうか」

 

「人生を、もっと足掻こう」

 

「肩書きを失ってみて初めて、私は個人である自分を意識した」

 

「人生の成功者と言われなくても、目の前の五十メートルを全力で駆け抜けるのだって、十分気持ちいいじゃないか」

 

「どんな大それたことでも、誰かがそう考えるところから始まるんじゃないかな」

この本の総評

読みやすさ
(5.0)
爽快感
(5.0)
(4.0)
読後感
(5.0)
総合評価
(4.5)

 

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