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こんにちは、ぽっぽです。
今日の一冊はこちら↓
『カラスの親指』道尾秀介(著)
直木賞作家である道尾秀介さんの大人気作品。
阿部寛さん主演で映画化もされた、詐欺師たちによる読み応え抜群のミステリー小説です。
まさかの展開に、読者も一緒に騙されてしまうはず……!
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本の概要(あらすじ)
「足の小指を硬いものにぶつけると、とんでもなく痛い」
それぞれに重たい過去を抱えながら、詐欺を生業として生きるおじさん二人組。
ある日突然彼らの元に、一人の少女が舞い込んだ。
その後少女の姉と恋人までもがやってきて、”五人と一匹”の奇妙な共同生活が始まったがーー。
それぞれの思いと人生を懸けて挑む、目が離せない大逆転劇!
3つの特徴
※ネタバレはしないので、まだ読んでいない方は安心してお読みください。
詐欺師のおじさんたち
主人公は中年詐欺師の武沢。
悲しい過去を抱えながら詐欺師として生きるようになった武沢は、とある出来事から同業者の入川(いるかわ)とコンビを組むことになります。
詐欺をはたらきながら細々と暮らす、おじさん二人組。
しかし、ある日突然二人の共同生活に舞い込んできたのは、一人の少女・まひろでした。
なんやかんやで彼女を助けることになった二人は、金も住む場所もないというまひろを家に住まわせることに。
こうしておじさん二人と少女の不思議な生活は始まりますがーー?
奇妙な共同生活
戸惑いながらもスタートした三人の生活でしたが、そのうち猫が現れて三人と一匹に。
そしてさらにはまひろの姉・やひろとその恋人までもが住み着いてしまい、なんだかんだで「五人と一匹」の奇妙な共同生活が繰り広げられます。
なかなかに非現実的な展開ではありますが、彼らの共同生活はどこかシュールでコミカル。
赤の他人同士だった彼らですが、それぞれに抱える過去に立ち向かおうと、とんでもない大計画を企て始めます。
息もつかせぬ大逆転劇
ハラハラドキドキの展開から、息もつかせぬ大逆転劇へ。
先の展開が読めてしまう人もいるかもしれませんが、騙されてしまう人も多いはず。
伏線を探しながら読んでもよし、素直に騙されるのもよし。
どちらでも楽しめると思います。
本の感想
何を書いてもネタバレになりそうなので、かなりふわっとした内容になってしまいました。すみません。
非現実的な展開も多いのでリアリティーには欠けますが、エンタメ小説としては読み応えがあると思います。
それぞれに暗い過去を抱えながらも雰囲気は重たすぎず、テンポよく軽快に読み進められました。
裏の裏をかくような展開に、すっかり騙されてしまった人もいると思います。
最後はきちんと伏線を回収してくれているので、ミステリー初心者にもおすすめ。
(ちょっと説明的すぎるので、そこは好みがわかれそうですが)
映画と原作ではラストの描き方が違うようなので、まだ原作を読んだことがない方はぜひ読んでみてください!
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印象に残った言葉(名言)
「たとえ包丁で刺したり拳銃で撃ったりしなくても、同じことですよ。誰かを殺したり自殺に追い込んだりしたら、そのそばにいる別の誰かのことも、必ず殺すことになるんです。人間は一人じゃないんですからね。一人だけを殺すことなんてできませんよ」
「金というのは薬に似ていて、少量なら効果を生むが、度を越すと敵面に副作用を起こす」
「親指だけが、正面からほかの指を見ることができるんです。ぜんぶの指の中で、親指だけが、ほかの指たちの顔を知ってるんですよ」
「白い心より、広い心のほうがいくらかいいでしょ。この世の中を生きていくには」
「人間は人間を信頼しなきゃ生きていけないんです。絶対に、一人じゃ無理なんです」
「他人の罪はよく見える。でも自分の罪は、背中にしょってるもんだから見えないんです」
この本の総評
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