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こんにちは、ぽっぽです。
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『空飛ぶタイヤ』原作: 池井戸潤 監督:本木克英 脚本:林民夫
第136回直木賞候補作であり、池井戸さん本人が<ぼくはこの物語から『ひとを描く』という小説の根幹を学んだ>と述べるほど思い入れのある作品。
「陸王」「半沢直樹」「花咲舞が黙ってない」など、数々の小説がドラマ化されてきた池井戸さんですが、映画化されるのは今回が初めて。
長瀬智也さん、ディーン・フジオカさん、高橋一生さんらをはじめとする、超豪華俳優陣が大集結!
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映画の概要(あらすじ)
「中小企業を舐めんなよ!」
ある日突然起こった、トラックの脱輪事故。
その事故に巻き込まれ、ひとりの主婦が亡くなった。
整備不良を疑われた赤松運送社長・赤松は、製造元のホープ自動車に再調査を依頼したが、自らも調査に乗りだすことに。
同じころ、ホープ銀行はグループ会社であるホープ自動車にとある疑念を抱き、独自の調査を開始した。
それぞれの調査によって明らかになった驚きの真実。
果たしてこれは事故なのか?事件なのか?
大切なものを守るため、大企業に立ち向かう男たちの正義の物語。
主な登場人物
- 赤松徳郎(長瀬智也):赤松運送社長。
- 沢田悠太(ディーン・フジオカ):ホープ自動車カスタマー戦略課課長。
- 井崎一亮(高橋一生):ホープ銀行本店営業本部。
- 赤松史絵(深田恭子):赤松の妻。
- 宮代直吉(笹野高史):赤松運送専務。
- 狩野威(岸部一徳):ホープ自動車 常務取締役。
- 高幡真治(寺脇康文):港北中央署刑事。
- 榎本優子(小池栄子):週刊潮流 記者。
- 門田駿一(阿部顕嵐):赤松運送 整備士。
- 小牧重道(ムロツヨシ):ホープ自動車 車両製造部。
- 杉本元(中村蒼):ホープ自動車 品質保証部。
3つの特徴
中小企業VS大企業
中小企業である赤松運送が、大企業であるホープ自動車に闘いを挑む物語。
整備不良を疑われ、「人殺し」と罵られても、真相解明のため諦めずに調査を続ける赤松。
再調査を迫る赤松を邪険に扱っていたが、とある疑念から態度を変え、内部から真相に迫ろうとする沢田。
上からの圧力に屈せず、一貫して正しい行動を取り続けるホープ銀行の井崎。
彼らがそれぞれの調査でたどり着いた先にあった真実は、大企業の<リコール隠し>。
なぜ事故は起きたのか?責任はどこにあるのか?正義とは何か?
豪華キャスト
主人公役のTOKIOの長瀬智也さんをはじめ、知らな人はいないんじゃないか?というくらい豪華俳優陣で彩られたキャスティング。
意外にも銀行員役の高橋一生さんの出番が少なく感じましたが、一番行動に違和感のない、キーパーソン的存在だった思います。
赤松運送視点、ホープ自動車視点、ホープ銀行視点と行ったり来たりを繰り返しながら進んでいく物語。
所属している組織や立場は違えど、それぞれのやり方で正義を貫こうと奔走する人たちの闘いが描かれています。
モデルとなった事件
ご存知の方も多いと思いますが、原作『空飛ぶタイヤ』は実際に起こったある事件をもとに描かれたものです。
本当にあった事件だと知っているのと知らないのでは、観る側の熱もだいぶ違うと思います。
原作や映画では大逆転劇を果たして終わりますが、現実はもっともっと残酷で。
こんなふうに実際にあった事件をモデルにすることには賛否ありそうですが、これまで関心のなかった人が、事件を知るきっかけになってくれるのではと思いました。
映画の感想
池井戸潤さんらしい、正義を胸に戦う男たちを描いた物語。
間違っていることは間違っていると声を上げ、守るべきもののために奔走し、最後には正しい人間が報われるというのは、ベタな展開ながらもやっぱり良いですね。
ただ、主人公から細部に至るまでのキャスティングが豪華すぎるが故に、少しリアリティ感が薄れている気がしました。
演技に不満はありませんが、ベストな配役なのかと言われるとそうではないような。
シリアスな社会派ドラマなので、ここまで個性の強い面々を揃えなくてもよかったかな、というのが正直な感想です。
私がいちばん切実に胸に響いたのは、浅利陽介さん演じる被害者の夫の言葉でした。
原作のあのボリュームを2時間にまとめているので、全体的にだいぶ駆け足な印象。
じっくり物語を味わいたい方は、小説も合わせて読むことをオススメします。
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この映画の総評
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